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司法試験予備試験 民訴法 平成30年
問 題次の文章を読んで,後記の〔設問1〕から〔設問3〕までに答えなさい。
【事例】
Xは,弁護士L1に対し,下記〔Xの言い分〕のとおりの相談を行った。
〔Xの言い分〕
私は,Yに対し,所有する絵画(以下「本件絵画」という。)を代金300万円で売り渡し
ました。売買代金については,その一部として100万円が支払われましたが,残代金200万円が支払われませんでした。
そこで,私は,Yに対し,残
司法試験予備試験 民訴法 令和元年
問 題次の文章を読んで,後記の〔設問1〕及び〔設問2〕に答えなさい。
【事例】
Y株式会社(以下「Y」という。)は,甲土地を所有していた。X1は,自宅兼店舗を建築する予定で土地を探し,甲土地が空き地となっていたことから,購入を考えた。X1は,娘Aの夫で事業を引き継がせようと考えていたX2に相談し,共同で購入することとして,甲土地の購入を決めた。X1は,甲土地の購入に当たり,Yの代表取締役Bと交渉し
司法試験予備試験 民訴法 平成29年
問 題次の文章を読んで,後記の〔設問1〕及び〔設問2〕に答えなさい。
【事例】
Yは,甲土地の所有者であったが,甲土地については,Aとの間で,賃貸期間を20年とし,その期間中は定額の賃料を支払う旨の賃貸借契約(以下「本件賃貸借契約」という。)を締結しており,Aはその土地をゴルフ場用地として利用していた。その後,甲土地は,XとYとの共有となった。しかし,甲土地の管理は引き続きYが行っており,YA間の
司法試験予備試験 民訴法 平成28年度
問 題次の文章を読んで,後記の 〔設問1〕及び 〔設問2〕に答えなさい。
【事例】
Xは,XからY₁,Y₁からY₂へと経由された甲土地の各所有権移転登記について,甲土地の所有権に基づき,Y₁及びY₂(以下「Y₁ら」という )を被告として,各所有権移転登記の抹消登記手続を求める訴えを提起した。(以下,当該訴えに係る訴訟を「本件訴訟」という 。)本件訴訟におけるX及びY₁らの主張は次のとおりであった。
司法試験予備試験 民訴法 平成26年度
問 題次の【事例】について、後記の〔設問1〕及び〔設問2〕に答えなさい。
【事例】
Xは、Aとの間で、Aの所有する甲土地についての売買契約(以下「本件売買契約」という。)を締結し、売買を原因とする所有権移転登記を経由している。ところが、本件売買契約が締結された後、Xは、Yが甲土地上に自己所有の乙建物を建築し、乙建物の所有権保存登記を経由していることを知った。Xは、Yに甲土地の明渡しを求めたが、Y
司法試験予備試験 民訴法 平成25年度
問題次の文章を読んで、後記の〔設問1〕及び〔設問2〕に答えなさい。
【事例】
Aは、平成23年11月10日、Bに対し、弁済期を平成24年11月10日として、1000万円を貸し付けた(以下、この貸付けに基づく貸金債権を「甲債権」という。)。しかし、Bは、弁済期にこれを返済しなかった。
そこで、AがBの現在の財産状況を調査したところ、Bの営む店舗の経営状態が悪化し、甲債権のほかにも、多額の借入金や取引
司法試験予備試験 民訴法 平成24年度
問 題次の事例について、後記の〔設問1〕及び〔設問2〕に答えなさい。
【事例】
Xは、平成22年6月10日、Yを被告として、売買契約に基づく代金の支払を求める訴えを提起した(以下、この訴訟を「第1訴訟」という。)。第1訴訟の請求の趣旨は、「Yは、Xに対し、150万円を支払え。」との判決を求めるものであったが、第1訴訟において、Xは、平成22年2月2日に、Yに対し、中古の建設機械1台(以下「本件機
旧司法試験 民事訴訟法 平成21年度 第2問
問 題Xは、Yとの間で動産の売買契約(以下「本件売買契約」という。)を締結したとして、Yに対し債務の履行を求めたが、Yは、本件売買契約はYの代理人と称するZがYに無断で締結したものだと主張し、Xの請求に応じようとしない。
そこで、Xは、YとZを共同被告とする訴えを提起し、Yに対しては本件売買契約の当事者としての債務の履行を求め、Zに対しては無権代理人としての債務の履行を求めた(両負けの回避)。
旧司法試験 民事訴訟法 平成22年度 第2問
問 題Xは、Yに対し、ある名画を代金100万円で売却して引き渡したが、Yは、約束の期限が過ぎても代金を支払わない。この事例について、以下の問いに答えよ。なお、各問いは、独立した問いである。
1 Xは、Yを被告として、売買代金100万円の支払を求める訴えを提起し、第一審で請求の全部を認容する判決を得たが、代金支払期限後の遅延損害金の請求を追加するため、この判決に対して控訴を提起した。この控訴は適法