「指先」という曲
written by 赤須翔
このユニットを始めるにあたって、やっぱりまずはオリジナルだと思い、すぐに作曲に取りかかった。
スピード感を大事にするために悩む前にとりあえずそのまんまの事を作ろうと思った。
曲を作るんだから、曲を作るっていう事を曲にした。
僕は作った曲はメモ的にスマホ動画に収める事が多い。それを大江友海に送るつもりだったので、大江友海への手紙みたいに作ろうと思った。
そして歌といえばやはりラブソングだと思いラブソングにした。となるとラブレターだ。
音楽って恋愛だけじゃないだろう世の中は愚直にラブソングばかりつくりやがってと思っているのに。
せめて君が好きだの、愛しているだの直接的な表現は使わずに恋愛感情を表現しようと思った。
せっかく音楽なんだからそこにあるものをあるよって言うんじゃなくて、その周りにあるものを用いて、あると思わせる表現が元々好き。数学の式とかブラックホールの発見とかそんな感じだよね。
「手紙を書くみたいにあなたに曲を作るよ」
そんな歌詞がすぐ出てきた。
続けて
「あなたへただあなたへ想いが届くように」
1コーラス作って、大江友海に送ってみた。
そしたらすぐに返事のように2番が返ってきた。
基本的にユニゾンで歌うユニットにする事に決まり、あとは少しのハモリや微調整を加えて完成。
これが僕らの記念すべき1曲目なので、録音当日も最初に録音。曲順も1曲目にもなると思う。
男女弾き語りユニットって、よくあるベタな編成なので、少しでも異色にするために荒っぽさを残し、イントロはギターで即興の長めにした。イントロ部分は歌とトラックを分け、アルバムのイントロダクション的に使えるようにした。
fuerafueraの始まりの曲「指先」
みんなが通った、初めてのあの気持ち
CDを聴いてくれる人達に共感してもらえたらいいなあと思います。
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