(読了)荻窪メリーゴーランド
今年初めに短歌にハマり短歌を美しいと思った作品。
荻窪メリーゴーランド/木下龍也 鈴木晴香
現代短歌の新境地。言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。
明朝体が鈴木晴香さん、ゴシック体が木下龍也さんとお互いに手紙のように短歌を紡いでいる。
私が印象的だったのはやはり
「恋人はいますか?」なんて言えなくて代わりに訊いた「また会えますか」
という短歌。
また会いたい!あわよくばもう少し一緒に過ごしたい!をうまく言い表している。
短歌で紡ぐ二人のストーリーは男性視点、女性視点に分かれていて赤い財布を2年前に落としたところから恋愛に発展して男女の関係になり、痴情のもつれがあり別れるということが描かれている。
31文字しか無いのにストーリーになっている。
恋愛漫画や恋愛小説、ドラマが好きな方にはオススメ!
秋の夜長にキュンとしたい方オススメ!