アルヒの不正融資の問題点は何か?

こんなニュースを見かけましたので、当事者(?)として感想を。
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信販会社アプラスの親会社のアプラスフィナンシャルは30日、アルヒと提携して手がけている投資用マンション向け融資で、審査書類の改ざんなどの有無を調査していると発表した。不動産の価格が不当につり上げられた疑いのある物件を含め、調査対象は100件を超えるという。
アプラスとアルヒの提携ローンでは、借り入れ希望者の源泉徴収票や課税証明書が改ざんされたり、周辺相場を大幅に上回る高値でマンションを買ったりする事例が判明している。不動産販売事業者から持ち込まれた案件をアルヒがアプラスに仲介し、アプラスが融資を実行している。
現時点で、誰が不正行為を主導したのか分かっていない。アプラスは「審査書類の改ざんに関わった販売事業者が判明すれば、ただちに取引を停止し、法的措置も含めて対応していく」としている。同社は投資用マンション向け融資の借り手を対象に、問い合わせ窓口を設置した。
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日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55050150Q0A130C2EE9000/)より

ポイントは、アルヒ・アプラスがこの改ざんを認識していたか、認識していたのであれば積極的に指示・関与していた事実があったかどうかという点、ということになっている。
加えて、アルヒは1月28日、ホームページ上で「フランチャイズ店舗が主体となり不正を行った、あるいは審査書類が改ざんされたという事実は現段階で確認されていない」とのコメントを発表した。

しかし、そもそも、主体的に行ってなければ、なにをしてもいいのでしょうか。

被害を経験した身としては、不動産会社営業、斡旋ブローカー、融資担当者等の関係者がグルになって作ったスキームにおいて、誰もが自分だけは良い思いをしている。

しかし、誰もが自分が主体的にやりました、とは言わず、被害に気づいてから指摘、説明を求めるも、「巻き込まれて、私も大変です」と的外れの返事が来ればまだいい方、主犯格と思われる不動産会社の営業担当、また社長ともに連絡不通となっている。

記事の事例でもそうですが、少なくとも、融資担当者は不動産の営業担当とどっぷり、つながっていた可能性が高いです。
私も、不動産会社の営業から「投資物件が住宅ローンで通るように、融資担当者に裏金渡しているので、お金がかかるんですよ」と平気な顔で言われました。
自分で資料を改ざんしていなければ、それを見てみぬふりして決裁にあげて、直接的にお金を受け取っていた、もしくは社内評価を得るための実績作りに使っていたとしたら、それは「主体的に」関わっていなかったと言っていいんでしょうか?

皆さんはどう思われますか?

…色々なリスクはありますが、同じような被害者を出したくない、また、関係者に制裁を下したいとの思いから始めたブログです。少しでも問題意識を持たれたら、シェアやスキをお願いします。
油断してると、アルヒ、あなたの身にも起こるかもしれませんよ?

不動産投資詐欺に騙された話 その1はコチラ
https://note.com/fudosan2020/n/n7302c6c5c2d4

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