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6月読んだ本24冊紹介

気に入った一節
本屋は本に書かれてない言葉を聞ける場所で、本に封じこめられたものを再び外にひらくきっかけもつくれる(『本屋という仕事』)

日本も梅雨入りの季節となりました。
豪雨や線状降水帯もすでに発生しています。
こんな季節だからこそ、晴耕雨読。
雨音に包まれながら、ゆっくりと流れる時間に身を任せましょう。

ということで今月は「本にまつわる本」をテーマに書籍を読みました。
今月読んだ書籍は24冊です。


本にまつわる本

本屋図鑑 コミックエッセイ(★★★☆☆)

書店員の仕事を綴る書籍はたくさんある。だけどみんなが想像するチェーン店の内情を知れる機会は少ない。ノンフィクションだと古本屋や個人書店を取り上げるものが多いし、一般書店を題材にているのといえば小説などと言ったフィクションになってしまう。そういうわけで本書は読者にとって一番身近である丸善とか紀伊國屋のような書店の仕事を愉快な四コマとして読めます。四コマと侮ってはいけない。本屋図鑑の名に押されないほどに業界あるあるが詰め込まれています。マンガではありますが大変満足いく内容でした。


本屋という仕事(★★★☆☆)

本屋とは何だろうか。本を売る場所? その通りだ。ほんと人を繋ぐ場所? その通りだ。文化を育む場所? その通りである。では、書店員から見た本屋とはどのようなものなのだろう。その問いに答えをくれるのが本書だ。仕事と題についているが、書店員の実業務を事細かに語っているのではない。ここでいう仕事とは「哲学」のことだ。使命や信念といっても良い。差別や社会問題への寛容な社会を作る、学問への入り口を構える、その人の生き方のお手伝いをする。そうした彼らの使命が本屋を創るのだ(物理的にもソフト面でも)。だからそこには、本屋という空間を〈編む〉編集者としての書店員が立ち現れる。どの本を、どんな順番で、どんな場所に置くのか。彼ら一人一人が棚づくりに意味を持たせているから、同じ書店など一つもない。本屋とはつまり、目を澄まし、心の耳を澄まして初めて聞こえる書店員の声との対話の場なのだ。


書店員の仕事(★★☆☆☆)

「仕事」を銘打っているが、実業務を記述するものではありません(そういう書籍が少ないので、あれば嬉しいのですが…)。書店員には扱うジャンルを割り振られておりまして、児童書担当、コミック担当、小説担当…とあります。本書は全国書店の人文書担当の人たちのエッセイのようなものです。どれも、書店員としての哲学や昔懐かしむ記憶、これからの書店など思うことを書いています。全国の小さな書店からチェーン書店、元書店員や現役書店員の文章はどれをとっても彼らの書店員としての生き方が凝縮されて同じものは一つもありませんでした。濃い、とても濃い、彼らの人生の一片にふれる事ができました。ただ、一つ共通しているのは、彼ら書店員は皆、棚という畑を何年も愛情を込めて耕しているのであり、棚は彼らによって生かされているということ。最近の書店は特にチェーン店では人手不足によって書店員の業務を効率化しています。それは、どこに行っても代り映えのしない無機質な棚を生んでいるのです。まさに耕作放棄地となっています。
最近、経産省主導で「書店復興プロジェクト」なるものが始動しました。有識者や市民からは「いまさら書店なんて必要なのか」「手を打つのが遅い」など言われました。また、「書店には地域の文化拠点としての役割」ということに疑問を投げかける人もいます。私自身も最初は「本なんてどこで買っても同じじゃないか」と思い、地域の文化拠点ということに納得いかない部分もありました。
けれど『書店員の仕事』を通じてその味方が大いに変わりました。まず前提として書店は物理的空間の制約を受けています。1日に200冊の新刊が発売されますが、そのすべてを揃えることはできない。だからこそ全ての書店は「選書=セレクトショップ」なのです。だからこそ、たとえば「長崎県郷土史」を北海道の書店が揃えることは難しいし、逆に長崎県の書店は無数にある出版物の中から「長崎県郷土史」や「隠れキリシタン」をテーマにした書籍をセレクトする余地があると言えます。つまり、書店員はその土地の歴史や人との対話を通じて棚を作っている。同じ棚など一つとしてない。だからこそ、書店はその土地の文化の基盤を支える発信拠点になっているのです。その意味で、Amazonなどのネット書店は文化の拠点にはなり得ないでしょう。「なんでも揃う」は「なんにも主張していない」ということと同義です。それに行動経済学で言われるように、決定回避の法則が人間にはあり、多すぎると選ぶことを放棄してしまう。つまり町の書店はそうした情報過多で専門知のない人々の代わりに、その土地や歴史、客層にあった書籍を選書しているのです。「選ぶ」という行為を通じてその土地土地の文化の基盤を支えていたのですね。ですから、私はこう答えることができます。
「今更、書店は必要なのか」
必要です。なんでも揃えられるワケではないからこそ、制約があるからこそ書店独自の色が生まれる。すべての色を混ぜたら区別のつかない黒になってしまいますが、色に制約があるからこそ様々なカラーが主張できる。これは、「地域の文化拠点」としての書店の意義でもあります。無数にある書籍の「選べない」を解決し、その土地の歴史/風土/人に合った書籍を主張することで文化を支えているのです。


本を売る技術(★☆☆☆☆)

特別何か悪いというわけではないのですが、単純に著者の主張と私の考えが噛み合いませんでした。内容は、書店勤務の著者と彼女のもとでお世話になった元書店アルバイト(現在出版社勤務)が書店の仕事について語り合う対談です。端的に言ってしまえば、両者の懐古主義的な主張が繰り返されるようで、どうしても今の書店の状況を正面切って受け止めずに「あの頃は良かった」「今のやり方は好きではない」と馴れ合っています。タイトルにある『本を売る技術』というのも今現在通用するかどうか…。何より身内(書店業界)で盛り上がってる感が強くて、専門用語ばかり説明もなく使われていたり、出版業界の商習慣も当たり前のように語られているため、業界外の人が読んで「楽しい!」とは思えないんじゃないかな。


番線(★★☆☆☆)

本好きあるあるを、おもしろいギャグで展開するマンガ。「作者はおっさんなのか?」と思わせるちょっと昭和なギャグがテンポ良く繰り出されるので、クスッと笑いが止まりません。浦安鉄筋家族をちょっぴりマイルドにした感じを想像してください。ボケとツッコミの間合いも気持ちよくて「バカだな〜」と笑ってしまうのに、「これあるなぁ〜」となる本好きの習性にも共感してしまいます。とても楽しいマンガでした。


他にも本にまつわる本はたくさんあります。
今月は読みきれませんでしたが、皆さんのためにご紹介だけは。

『猫はしっぽでしゃべる』

橙書店の店主を務める田尻久子さんのエッセイ。個人書店をいとなむまでの苦労や思いが雫のようにこぼれる文章で、どこか懐かしさと優しさを感じます。さて、猫はしっぽでしゃべる、という意外なタイトルの意味とは。


『利尻島から流れ流れて本屋になった』

利尻島出身の現役書店員のエッセイ。はじめにと終わりが秀逸です。

はじめに
この本をいわゆる書店員本として読んでいただくのは、多分間違いだ

おわりに
大半は仕事とはまったく関わりのない話である。ただ、書店で働いていなければ書けなかったこともまた事実だ。書店は、故郷だ。そこには家族がいて、友人がいて、今はもう会うことのできない大切な人たちがいる。

そうなんですよね。今の自分を形作るのに、不要だった過去なんて何一つないんです。ささいな言動から癒えることのない後悔も私という人生を形作っている。書店員本ではないかもしれない。けど書店員である彼という事実によって構成されもいるのだ。
また、彼はエッセイの最後に爆弾を残していったかのように思える。
「あなたにとって本が好きとはどういうことか」
この問いに自分は答えられるだろうか。
「あなたにとっての本とは?」という質問には答えられるだろう。けど、「本が好きとはどういうことか」、その問いはきっと自分史を掘り進めなければならない考古学であると思う。簡単には答えられない重みがある。
私が就活生だった時代、出版社を受けた。「子どものころから本が好きで…」と答えた過去。今も出版業界にいる。けどあの時も今も、「本が好き」ということの本質に迫れた気がしない。


『本屋、はじめました』

東京・荻窪にこじんまりとした書店がある。Title。人文書がならぶその書店は、版元の人間さえも惹きつける。店主に挨拶をする出版社員もいる。大手チェーン書店から独立した店主の、本屋を設立するまでの記録だ。その面白さは、「こんなこと書いていいの?」となるようなあけすけな話だったりお金の話だったり…。そんなことに野次馬根性を働かせて読んだつもりが、いつしか私も彼の書店への思いに連れられて…。


ビジネス書(投資系)

NISA&iDeCo完全ガイド(★★☆☆☆)
説明不足。NISAとiDeCoを200ページで収めようとうするのは難しいのでは。冒頭から「基準価額」や「信託報酬」という言葉が出てくるのは初学者に親切とは言えません。2冊目として読むならオススメです。あと著者が楽天証券アナリストのためか楽天証券押しが強いのが残念。


はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版(★☆☆☆☆)
まったく投資を知らない人でも新NISAを始められるくらい、簡単/簡潔に説明してくれている点で、一冊目として読むならば有用かもしれない。しかし、なぜその商品=投資信託を選ぶのか、そもそもなぜ投資信託なのか。そういった本質的な洞察力や、投資の世界の仕組み/システムについてはほとんど触れていません。「へ~そうなんだ」とバカのひとつ覚えのように読むことができるのはいいですが、そうすると結局、株価暴落時や急な資産が必要になったときの理性的で俯瞰的な視野を持つ機会を失うことになります。


迷わない新NISA投資術(★★☆☆☆)

分かりやすいが、一冊目に読むには説明不足。あと個別株式の紹介をしていたのが意外でした。

ほったらかし投資術(★★☆☆☆)
NISAジャンルでは相当まともな書籍。さすが朝日新聞出版から出ている新書ですね。ポッと出のなんちゃってビジネス書とは違います。惜しむらくは情報が古いこと。いくら良い本であっても投資というものを扱うジャンルである以上、情報の鮮度が命。ということで、コレからの読者にはお勧めが難しい。あと、経済学者が書いているだけあって頭の悪い人には難解な説明があります(←私のこと)。ただしそれが本書全体を通しての主張への理解を妨げるものではない。


【名物企画】読まなくてよかったビジネス書

6月は本当に出版物として自分のお金と時間を投資する必要がなかったビジネス書が何冊かありました。タイトルだけご紹介(あくまで個人の感想です)。こういう書籍を定価で掴まされた人はかわいそうだと思うのですが、案外Amazonで★4.9とかだったりするんですよね。この書籍にそんなありがたがる内容なんてなかったのですがね…。
ちなみにそれぞれの書籍についてのコメントは別の記事に掲載しています(「毒書はするな」駄ビジネス書大全」という記事です)。

1.未来に先回りする思考(☆☆☆☆☆)
2.時間錬金術「いつかやりたい」を「いまできる」に変える時間のつくり  方・使い方(☆☆☆☆☆)
3.「存在感」はつくれる(☆☆☆☆☆)
4.池上彰の行動経済学入門(☆☆☆☆☆)
5.ハイパフォーマー思考(☆☆☆☆☆)


ビジネス書全般

未来に先回りする思考(☆☆☆☆☆)


高速仕事術 自分のやりたいことを全部最速で叶えるメソッド
(★★☆☆☆)
理にかなったハウツーを提供してくれていて、全体的に良書だと思います。ただ、最後の方は精神論だったり疑似科学的な雰囲気を醸していましたが…。


外資系コンサルのリサーチ技法(★☆☆☆☆)
平凡。第一章読んだ時は、良書の匂いがぷんぷんしてましたが、その後は大したことなかったです。「リサーチ」の構造や思考のOSを知りたかったのですが、本書は「好きなリサーチ発表ドラゴン」的に、浅く広く手法を列挙するだけです。これを読んで何かに応用しようといっても難しいのではないでしょうか。広く浅く=悪い意味で具体的なんですよね。虫の目の視点だから、リサーチ技法それぞれの有機的な繋がりも分かりにくい。説明手法も「あれが」「これが」と、点で散逸しているため、「へー」で終わる。コンサルの悪いところが出ていて、カタカナばっかり(しかも一般読者に馴染みない用語)。救いなのは、ところどころ光る説明があったことですね。リサーチの手法のテクニックを語るでなく、リサーチの構造の説明に注力すれば良い本が書ける著者だと思います。
IT苦手おじさんにはちょうどいいと思います。


入社1年目のビジネススキル大全(★★★★☆)
万人に勧められるビジネス書! これは密度が高い。ビジネス書において網羅性を謳ってるものは大体ハズレでした。そういったものは書物全体として見た時に一貫性がなく、表層的なテクニックの羅列だったり、レイヤーの揃っていないノウハウを並列させて語るため、何が大事なのかが伝わらない。しかし本書は私の想定を覆した。網羅性と一貫性、有用性(具体)と本質性(抽象)を黄金比で配合している。これ一冊でコミュニケーション、ロジカルシンキング、タイムマネジメントの合格点を打ち出せる内容になっている。『入社○年目〜』系ビジネス書の完成形だと思うし、そもそも全ビジネスパーソンに必要な書籍に感じる。網羅型でありながら本質的なところでは一貫しているため、「あれもやって、これもやって…アワアワ」という負担感もない。誰もが実践できるレベルに落とし込んでいる。昇進や出世を狙う新入社員の皆皆様はこれを読もう!(巷に溢れた『年収1億円になる人は〜』的な書籍がどれだけスカスカでまやかしだったかを白日の元に晒す書籍です)。


The Catalyst(★★★★☆)
素晴らしいビジネス書です。行動科学の理論5つを実地的な方法に落とし込んでいます。本書の構成も論理的で、抽象的な学問的概念をロジックツリー的に具体化しているため、読んでいて今何を話しているのか読者が迷子になることはないでしょう。日本のビジネス書は表面的なことばかり取り上げてその上学問的後ろ盾がない「言ったもん勝ち」の書籍が憚っています。本書は出典が明示されていること、複数の事例(n=1の主観ではない)を挙げていることも読者の理解を助けます。人間の「慣性の法則」を5つの行動科学的障害(「心理的リアクタンス」「保有効果」「心理的距離」「不確実性」「補強証拠の不足」)にわけ、それを取り除くステップや手段を提示しています。ロジカルでMECEな手法でビジネスの場で役立つでしょう。行動科学については再現性の危機が叫ばれています(『Science Fictions』)し、本書のいくつかの実験は首を傾げるものもありました。しかし、我々が現実で必要としているのは論理的な緻密さというようも実用性のはずです。そう考えた時、本書は個人の実感として納得できる点も多いため、学問の場では疑義が生じていたとしても本書の実用面における主張を毀損するものではありません。なにより、Science fictionの事例もアカデミックの中の一例に過ぎません。過度に学術的正当性に神経質にならず、素直に読み実践すると良いのではないでしょうか。


時間錬金術「いつかやりたい」を「いまできる」に変える時間のつくり方・使い方(☆☆☆☆☆)


数値化の魔力(★★★☆☆)
シンプルでとても良かったです。頭がいい人は第一章を読んだだけでこの書籍の本質を十分理解して応用できるでしょう。そういった意味では内容が全体的に薄く引き伸ばされている気もしますが、誰にでもすぐに実践可能である=再現性があります。表面的なノウハウを伝えていたり辞書的なビジネス書が多いのか、ぶれない主張とストーリーラインの良書。


マッキンゼー式 人を動かす話し方(★☆☆☆☆)
当たり前のことを書いていても、素晴らしい本とそうでない本がある。それは、「当たり前だけど本質的」と、「当たり前で表層的」という違いだ。本書は残念ながら後者だ。小手先のテクニックの紹介は私にとってあまり必要ではない。また、マッキンゼー式と謳っているが、実質は「著者式」の方が正しいでしょう。構造的な話やシステマティックな論理はなく、「私はこうしています」の集合体でした。あと巻末のおすすめガイドブックの紹介がありましたが、ほとんど自著の宣伝だったのもなんだかな〜(タチが悪いことに著者名を隠しているから、ぼーっと読んでると気づかない)。


「存在感」はつくれる(☆☆☆☆☆)


池上彰の行動経済学入門(☆☆☆☆☆)


誰でもできるのに9割の人が気づいていない話し方・つながり方(★★☆☆☆)
意外とちゃんとしてる本でした。文章もすっかすっかのすきっ歯だし、新興宗教的なロジック(「あなたは悪くないんだよ」、「あなたの“ありのまま”でいいんだよ」的な読者の甘ったるい精神を肯定する話法)があったので【ハズレ】かな〜と読み進めました。しかし、しかし構成が良く、〈やらなくていいこと→心がけるべきこと〉と進むため内容も分かりやすい。また、話し方が上手くなくても良いコミュニケーションが出来るという筆者の主張通りに、自分から話さずに良好な信頼関係を築く手法に誌面の7割くらい割いてます。それは主に、キャラ設定をすること、聴くこと、熱意・誠実であることの3つを心がけようということてす。著者の主張にずっと一貫性があったのも良かったですし、適度に実践的な対応策(パーティで一人の時、目上の人で緊張する時)などのケース紹介もしていて、理論と実例のバランスも最適です。


思い通りに相手を操る心のガードの外し方(★★☆☆☆)
「人を操る」とか「中田敦彦推薦」とかは完全に地雷のビジネス書だと思っていました。こういう本こそ有害図書に指定されるべきでは…と斜に構えながら読んでいましたが、意外と真っ当な書籍でした。書かれているテクニックもぶっ飛んだものではなくて、実用的です。タイトルで煽っているだけで、内容は分かりやすく実践しやすいものです。


思い通りに人を動かすヤバい話し方(★☆☆☆☆)
同著者の上記のビジネス書が良かっただけに期待していましたが、内容でオーバーラップするところが結構あったので、どちらか一冊でいいですね。その上で内容が充実していた『心のガードの外し方』に軍配が上がります。どちらの本も、いかにも悪徳なタイトルで胡散臭いですけど、言ってることは真っ当で他のビジネス書でも散見されるテクニックが挙げられています。ユーモアのある語り口も相まって、日本に蔓延る内容スカスカのビジネス書よりも読む価値がありました。


「変化を嫌う」人を動かす(★★★★☆)
新しいアイデアに人々が魅了されないのは、そのアイデアに魅力がないからではなく、人間の4つの怠惰が真似ているという前提に立ち、その抵抗をなくすのはどのような手段が講じられるか。最新の知見に基づきあくまで学問的成果から見出される変化を阻む「抵抗」を取り除いて上げるという論理を学者が紹介しているため、信頼度・納得度も高いビジネス書のお手本ですね。基本的には心理学、行動経済学的に有用な方法が書かれています。営業やマーケティング担当の人が読んで損することはないでしょう。類書はThe catalystでしょうか。こちらもぜひ手元に置きたい書籍でした。重複する部分があるのでどちらか一冊で良いと思いますが、ビジネス書としての質が高いので両方を所有することもオススメできます。


ハイパフォーマー思考(☆☆☆☆☆)











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