想いをつなぐコーヒーを
コーヒーをコミュニケーションツールにするため、フクラムが営業するコーヒースタンドでは、「振舞いコーヒー」と言う商品があります。これは、海外ではペイイットフォワードコーヒー、カフェソスベーゾなどと呼ばれ、自分がコーヒーを飲むときに見知らぬ誰かのコーヒーの分まで支払い、お店にチャージするコーヒーです。有難いことにこの商品を店頭ですぐに、本当に通りすがりでご利用くださった方や、わざわざ遠方からいらして振舞いコーヒーを買っていただいた方もいます。意図したわけではないのですが、振舞われた方にも縁があり、これから大宮を引っ越す方から初めて大宮に降り立った方へ振舞いコーヒーが渡る嘘のような本当のドラマまで起きました。
そして、有難いことにWEBでも振舞いコーヒーをチャージしたい！というお声まで戴いたのですが、商品化までにいくつか壁があり、それの工夫に時間を費やしました。
1つは、通信販売でただの募金が出来ないこと。これは、現在利用しているBASEに問い合わせをし、有償物の返礼品があれば大丈夫との確認を経て、ステップを一つクリアしました。
2つ目は、この有償物です。当然、色んなコストがかかります。店頭では2杯分の価格ということで最安値のブレンドコーヒー×2杯分の700円に設定しており、350円以内で、配送料＋決済手数料＋原材料＋梱包材量のすべての経費をまかない、当然利益も出さなければ継続できません。調べたところ郵送の提携郵便、厚みが1㎝まで大丈夫。そして大きさが23.5×12㎝まで大丈夫とのことで、ひっそり郵送実験を行い、無事に成功しました。
3つ目は、これからの課題ともなりますが、意外と手作業が多いので、実際やってみてノウハウを蓄積するしかないな～といった具合です。
何よりも人の輪が膨らむコーヒーなので、コーヒーを使って、想いの懸け橋に出来る形が何よりも良いなと思います。WEBでも「振舞いコーヒー」をご利用戴けるようになりました。また、返礼品と同じ形態で、コーヒーのハガキも商品化しました。メッセージ＋コーヒーで久々のお便りに、ちょっとした連絡に。こんなご時世でなかなか皆さんにお会いできませんが、フクラムのコーヒーで少しでも楽しんで戴けたらと思います。スペシャルティコーヒーとして農園からコーヒーの抽出液のカップまで想いをつなぐコーヒーも素晴らしいですが、フクラムはおいしいコーヒーを更にアップデートさせ、人の輪が膨らむコーヒーを作り上げていきます。
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