追われる現代人（時間に、人に、お金に……）、まずは振り返ることからスタート！？［行動編　#1］

実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、５つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が１セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか？

【行動編】は、あなたが成長し続けるためにはどのような行動が必要なのか、成果を出すための行動の仕方がまとめられています。

知識労働においては時間の活用と浪費の違いは成果と業績に直接現れる。

『経営者の条件』
第２章　汝の時間を知れ　p57より

今、わたしたちが生きている社会は、多くの組織が存在します。
その組織に多くの人が所属しています。
ドラッカー先生（1909-2005）がご存命のころから時代が変わって、フリーで活動される方もたくさん増えたように思います。
フリーの方でも組織ではなくチームに属していることはあるのではないでしょうか？

誰かが決めた仕事を、決められた時間の中で、ノルマ以上の個数を作成する、という肉体労働に従事されている方もいらっしゃいますが、肉体を酷使した仕事をされていたとしても、その方の経験や知識をもとに日々工夫しながら仕事に従事されているのではないでしょうか。
自分の知識や経験を生かして、自ら考えて、決定して、行動されている方はみんな知識労働者です！！

まだ新人で……だってパート・アルバイトだし……なんて感じているあなた！！
あなたもきっと、この仕事は何につながるんだろう？　この仕事はだれの助けになるのかな？　こう工夫したらどうだろう？　ということを考えることがあると思います。
であれば、あなたも知識労働者ですよ！！
自ら考えて、決定して、行動されています(*'ω'*)

ということで、多くの方は「知識労働者」ではないでしょうか。

世の中時間管理や手帳術が繰り返し特集されるということは、かなりの数の方がうまくいっていないということでしょう。
そこに、ドラッカー先生から痛い指摘です(-_-;)

時間は、人に平等に配分される資源です。
資産を多く保有すれば、人より１日１時間増えます！！　……なんてことはありません。
でも、時間は、自分で工夫すればいくらでも活用できますし、気にしなければいくらでも浪費することができるのです。
その結果は、おのずと成果と業績に出てくるでしょう。
成果が上がらない……と感じたら、まずは機械的に自分の時間を記録することから始めてみませんか？

時間管理。
難しいことは何もありません。
とりあえず記憶に頼らず記録しましょう。
ノートに手書きでも、アプリでも、エクセルでも、いつも身近にあるものを活用しましょう。
内勤か、外勤か。アプリに慣れているか、手書きが好きか。
人それぞれ合う合わないがありますので、一度記録に挫折してもあきらめず違う手法で記録し始めましょう。

ちなみにわたしは、超アナログ派。10cm角程度の付箋に手書きしたものをノートに順番に張りました。
それでも国家資格取得につながったので、効果ありですよ！！
ちょっと休憩♪　と思って数独やってたんですよね。気づくと30分経過！？　なんてざらにありました(-_-;)
数独に奪われたと思っていた貴重な時間を、有効な休憩時間ととらえ直したことで勉強時間が確保できるようになりました。
それまでは「またゲームしてしまった……」と、自分を責めていたせいでしっかり休息が取れていなかったんですよね。
自分の思い込みにとらわれていた悪い例です(;^_^A

時間管理やらなきゃ……と焦っちゃった方！！
この本はいかがでしょう？
『ドラッカーの時間管理術』（アチーブメント出版　吉松隆　著）
具体的な手法も掲載されていますので、ご自身にあった方法を探してみてはいかがでしょうか？

「時間に対する愛情ある配慮ほど成果を上げている人を際立たせるものはない。」（『経営者の条件』p47）
自分はどうだろう……。この一文が目に入るたびに、自分を振り返ります。
成果が上がらないのは、あなたが自分の時間に対して愛情をもって接していないせいかもしれませんよ……？
あなたの行動が他のスタッフさんの時間を奪っているせいで成果が上がらないのかもしれません。
まずは自分の行動を振り返るところから始めましょう♪
まずは２週間。機械のように黙々と記録してみてください。
どんなことに気づきましたか？

『実践するドラッカー【行動編】』　
chapter１　時間が成果を決める　p2　#1

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