常州居酒屋伝説。風天(9) 寿司の巻
日本人の私がそれまでの仕事のつながりから、中国の常州という街に
小さな会社と1軒の居酒屋を作って暮らしていたという昔話。
2010年〜2023年、風変わりな経歴など、プロフィール記事(長篇)をご覧ください。
Menu of 居酒屋風天
お寿司を遊ぶ。
居酒屋の寿司、されど。。。
居酒屋のメニューで、定番の生ネタの種類にも限度があり、通常は8種ぐらいが良いとこ。12年間、私が自分でカウンターに立ち、刺身と寿司を守ってきた。
他の調理は、中国の現地スタッフがやってくれていたので、仕事の範囲が狭かった私。 限られた食材、限られた範囲で、同じ食材であれこれ仕上がりを変えたりして遊んだ。 他の料理のために仕入れたもの、旬のもの、なんでも寿司に仕上げてみようかと思ったり。
私は特に寿司が得意な料理人ではなかったが、やはり海外において日本人はSashimi、Sushi、Tenpura ! なのである。
彼らからの日本人料理人に対してのデフォルメ解釈だが、やはり平均的に料理をつくるというよりは、そのポイントにおいてやっぱり日本人!と言わしめる能力が必要だと感じた。もちろん、上手に日本食に取り組む中国人もいたが、質は違う。当然負けてはいられない。
地味なことでも、常に研鑽意識を持って仕事には立ち続けた。
今回はそんな私の、風天においての寿司アーカイブ。遊びで、お客様に届けられなかったものもあるが、基本美味しく無かったものは、アーカイブとしない法則は持っている。
調理テク、撮影テク、不揃いではあるがどれも共に、私の手仕事。
新旧順序不同で、写真を記事用に構成した(一晩かかり)のでご鑑賞ください。
風天の寿司
以上。 一つ、一つの料理についてのエピソードや、作り方、また他の記事を興すかと思っているので、その時にまた。
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