【料理の旅人 再現中華10】 醉鸭舌 zui ya she / 酔ったアヒルの舌...蝦蛄・トコブシ
鸭舌 ya she 2023.5.7
” 鸭舌 ya she ヤーシュ " = アヒルの舌。
中国では、材料、調理されたモノ、ともに日常で見かける代物。コリコリとした軟骨食感はクセになる。
魚の中に魚の形をした骨があるように、アヒルの口にはアヒルの形をした舌がある。イタズラ好きな神様の造形センスというやつだろうか。
帰国前に、食材、調味料を使い切るようにしていたのに、中華を始めると少しづつ新たな調味料が増えていく。。。
醉虾、醉蟹、” 醉 zui ズイ" という、酒をたっぷり使った調味液に材料を漬け込む料理。中華風の” 漬け " の手法だ。
生で漬け込む " 生醉 sheng zui "、火を入れた材料を漬け込む " 熟醉 shu zui "の蓋通りある。
この回は、私の好物であった " 醉鸭舌”=酔ったアヒルの舌( アヒルの紹興酒漬け ) を紹介する。
調味液は” 香糟卤 xiang zao lu シャンザオルー "( 中国の白醤油のようなもの ) 、” 黄酒 huang jiu ホァンジゥ "( 紹興酒 )、水で。香辛料はシンプルに唐辛子、長ネギのみとした。
茹でたアヒルの下は漬け込んで一晩、冷蔵庫で寝かせれば出来上がり。
醉鸭舌
蝦蛄とトコブシ 2023.5.13
▼ 蝦蛄を真っ直ぐに抑えながら、トコブシも一緒に蒸す。
調味液はアヒルの舌と同様。これもまた、一晩漬け込みで完成。
醉虾蛄、 醉鲍鱼
中国酒やビールに合う " 下酒菜 xia jiu cai シャージュウツァイ " の出来上がり。
” 酔っ払い蝦蛄 " と " 酔っ払いトコブシ " 。
以上
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