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清涼飲料水みたいな文章に、飽きてしまった。わたしに劇薬をください。

文章術の本を買ってしまった。耳障りのいい文を書かないと、人は見てくれないみたい。本ランキングでも、文章術の本、は売れに売れてる。あとは、読書法とか、速読とか。まぁ、私も読んじゃうけど、だいたいおんなじことを焼き増ししてるだけだ。

ひらがなを増やせだとか、たくさん点を打て、だとか。

んなこた、買う前からわかっていた。というか、そんな綺麗に取り繕って、媚び売って、そこまでして、お前は見てもらいたいのかよ、と言う疑問が湧いてきた。あほくせぇし、小せぇな。

ドストエフスキーとか、ヘッセとか、森鴎外とか。めちゃくちゃ漢字だらけだし、行間は狭いし…全く読ませようとは、してこないし、読めない奴は結構です、っていう冷酷な感じ。そこが粋じゃない?

まずい料理を、最近食べてない

当たり障りのないことばかり書いて、楽しいのかな、俺は。とか、俺モードになる、私。そんなこと思いながら、結構、実践しちゃってる。

ひらがな使うし、一文を短く切るし、読みやすくしちゃうし。

たくさんの本が溢れているこの世界では、読みやすくなきゃ、読まれない。だから、しょうがないじゃないか。

たくさん読むから、何が書きたいのかわからなくなってきた。書きたいと思っていたことを、そもそも誰かに書かされてるんじゃないか、とか。

媚びが嫌いなのに、媚びてるし、ちょこっと上手く生きた気持ちになってる自分。

こう、クセがある、得体の知れないモンスターみたいな文章が読みたいんだ。うわぁ、こいつ、きたわぁ、って。そういう奴に、最近合わなくなってきた。

そういえば、まずい料理屋と最近、出会わない。そこそこ美味しいものばかり食べている。うわぁ、こんなに不味いものあるんか、この世の中は、って悟れない。

いい文を見ると、トリハダが立つ。付け焼き刃な知識じゃ意味ないのかもしれない、と思ってしまう。何、いい子ぶってんだよ、お前の本性なんて見えてる、と。

着崩しの美学と遺伝

お行儀のいい子が多いから、着崩した感じに出会うと、なんかクル。

フランスのスナップをみてたら、父親からのお下がりのスカーフして、ばあちゃんの形見のネックレスをしてた女の子がいた。

バッグやネックレスを母親から貰うっていうのは、日本でもあるけど、父親からスカーフ受け継ぐのか、というオシャレの遺伝子に驚いた。

古き良きものが受け継がれている感じ。日本は、新しいものが好きだから、すぐ移り変わる。

遺伝は影響する、っていうけど、遺伝なんか信じたくない。そんなもので、決められたら、自分がちっぽけにみえる。

後ろを振り向いても何もないし、失うものもないから、お上品に取り繕って微笑むより、こうなりゃ、剣を振り回すしかない。どこに敵がいるのかも、そもそもわかりゃしないのに。

日本の歴史を見てるけど、姫様が退屈に見えて、甲冑が着たくなる。綺麗な着物着て、機嫌良くいられる自信がない。あたり構わず、敵をなぎ倒していく方が、性に合う。日本なら、織田信長、中国なら曹操。強いものが、好きだ。

面白いことって、そうそうない

清涼飲料水みたいな文章に飽きてしまったから、こう、なんていうか、強烈な刺激が欲しいんだ。

横にねっころがって、何か面白いことないかな?って、毎日言ってる。また新しい一日が始まったみたいで、noteに記事を投稿する。やりごたえのない日々が、気味わるく、そこに居座っている。平凡なニュース。知っても知らなくてもいいことばかりだ。

本当に、面白いことって少ないから、あんたが、そろそろなんか、動きなさいよ、と言われているのかもしれない。着物も甲冑も、着るのがダルいけど、どちらかを着る日が近づいてきているような感じ。しゃあないし、そろそろ、一歩ずつ、歩き出すとするか。

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