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秘密主義に、noteは難しい

noteの記事をいくつか下書きして、溜めている。これは、もしものために、という保険でもあるけれど、もう一つの理由がある。

今ハマっていることを知られたくない、という、ややこしさからなのだ。実はこの記事も、1ヶ月くらい前に書いたものを寝かせていたことに気がついて、7月現在、急いでアップすることにした。だから、ちょっと時期的におかしいところがあるかもしれないので、そこのところはご了承ください。


●●のドラマにハマってます〜、マンガ見てます〜、●●カフェ好きです〜

「最近、何してる?何かハマった?」とか聞かれると、言うのに躊躇うのだ。何故か、言った途端に好きが薄れるのだ。冷静にどこが好きとか分析出来る段階でもない。この気持ちは自分だけで、留めておきたいのだ。本当にハマっている時には何にもノイズを取り入れたくもない。


●●が好きでー、と言えたこともある。ただ、「●●って、イマイチじゃない?」などと言われたのだ。あー、やっぱりなぁ、言わんでええんや、と思う。


どうも、粘着質というか、好きなものはずっと好きなので、心の中だけに眠らせておくのだ。この傾向が強いので、初めての彼氏が出来た時も、別れた時も、唯一の友達にすら言えなかった。


「別に知らなくてもいいんじゃないか、彼女も」と、思ってしまうのだ。彼氏とのことを、惚気るのも気恥ずかしいし、どんな人と付き合っているかも言いたくない。

ただ、別れたら、終わったことだから言える。


noteも寝かせてから、投稿しているので、話せるだけだ。私はどうも「愛している」と言えなかった。今なら、別にそんなこと言える機会なんてそんなにないんだし、乱発したらいいのに、と思うのだが。

心の中で「本当に、この人が好きなの?」とか、疑うのだ。

忘れた頃になって言うのに、「そういえば●●好きだったよね」と、言われ、自信満々に記憶力を誇示するみたいな人もいた。

一瞬何のことかわからなかった。あー、あれ?いや、それは小学生の頃の私でしょう?と。今20才超えましたけど、みたいな。

でも、「福丸(私)ってさぁ、●●好きだよねー」って、知ったかぶりをされるのが、苦手なのだ。例えば、可愛いもの好きとか、流行りものが好きとか言われると、「おいおい、そんなこたぁねぇよ、ちょいと待ちな」と。厄介な性質だ。


たしかに●●が好きだと言っている方が、プレゼントを贈る時に迷わないで済む。


私の場合、大抵のブームは1年で終わる。「どうせ、一過性のものでしょう?」そうはわかっていても、やはりハマるのは、楽しい。皆さんは、今までハマったものは、何だっただろうか?

書き出してみた。大体高校までと、大学からの趣味はかけ離れている。ある本に「10年前と、趣味は変わったでしょう?人間は考えが変わるし、常に成長できるんですよ」と書いてあった。

おうち時間の趣味は、本当に意外なものばかり。

急に踊りたくなって、リビングで踊った。「あんた、子供の頃、おかあさんといっしょみたいなの、全然踊らなかったのにね」と、言われた。

どうやら、無の表情で、何もしなかったようだ。たしかに、踊る自分なんて考えたこともない。小さい頃の趣味を書いてみて欲しい。私の場合は、リカちゃんも積み木遊びも、ままごとも、しなかったと。

たしかに価値観も変わる。

秘密主義と、文章は相性が悪い


文章を書くたびに、私は20代で女と言ってしまったから、男のテイでは書けないなぁ、と思う。おまけに東京に住んでいると書いたので、田舎暮らしの話を書いても「東京もんが、なにわかるのさぁ?」状態だ。


好きなものを書けば、嫌いではないことがわかってしまう。私は顔を出したくないし、フルネームも書きたくない。その反面、たくさんの人がnoteで二つとも晒している。私がもしも二つをやったら、角がとれる。「今日の天気はよろしいですわね、私はティータイムをおうちで楽しみましたの」みたいな、行儀の良い文面が並ぶ。


女子校だと書けば、共学の人からは「こいつとは、違うから、合わない」と思われるかもしれない。そう思って、書くことが怖くなったことがある。


なんでも曝け出して書ける人がいる。凄いと思う。エロいこととか、やらしいこととか、私はまだ書くつもりはないけど、書こうと思えば書きたいことはいっぱいある。ただ、一度あのエロのことを書いた人、と思われたら、そのイメージがずっとつきまとうかもしれないし、他の文章を読む時にも、全ての文がやらしく見える可能性もある。



良く見せようと思うと、文章が良くない。それは、読んでいてわかる。見栄を張っている、この人は本音を隠している、なんてこたぁすぐにわかる。私は正直就活の自己PRみたいに、


「●大卒/趣味は●●/TOEIC ●●点/ CEO兼●●/自由人マインドです/株式会社●●」なんて、書くことに躊躇している。noteではたくさんの人がそうしているのに気がついて、仰天。何か書くか、プロフィール?なんて思ったりもしたけど。


自己紹介ってどうしてあんなに難しいのだろう。会話本では、自分の印象的な出来事を、ピックアップしろなんていうけれど、本が好きなだけでは、私のことなんて伝えきれない。年齢も性別も、肩書きや職業もいうのが普通だけど、だからなんなの?ということばかり。


自己紹介は古い。何も伝えてはくれないのに。それに、CEOでもないから、こういう謎のスラッシュで書けることが、わからない。私は留学したけど、だから何だっていうんだ、とか思って、エピソードに入れるけど、プロフィールには書かない。


そもそも、だ。隠れて生きたい願望もある。昔は芸能的なことをかじっていたのに。人間は変わる。特に最近、強く思う。有名になると、大変だし、叩かれるから、リスクなのではないか、と。


身を潜めて隠居みたいな生活をしよう、という謎マインドだったのだが、2020年からのご時世があった時に、「いや、いつまであんた隠れんのさ?90まで?何年あると思ってるの?目立たなくても良いとしても、隠れるのはどうなの?隠れた人生で、満足できる?」という、気持ちが出てきた。


というわけで久々の投稿になり、お待たせして申し訳ないです。やはり記事は寝かせ過ぎても良くないな、と感じました。というか、考えも日々変化するので、早いうちに出し切らないと、「こんな人間だったのか」と、呆れることも多々。私は昔の記事を見返したくないタイプみたいです。皆さんはいかがでしょうか?





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