夢を追いたいなら、作った作品を友達に見せちゃいけない
ひとに作品をみせるべきじゃない。
ただ、くじけるだけだ。
好きな本に「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」がある。この本はアーティストへのメッセージで溢れている。しかし、夢がない人にもおすすめだ。
うろ覚えだが、本では、作家になりたかった人が、20歳の時、書いたものを知人に見せたら否定され、60歳まで書かなくなったと言う話があった。その後、彼は60歳で、本を出すことができたのだが、失ったものは大きい。
映画監督を目指していた人も、同じ経験をした話が載っていた。この本に書かれていることは、どれも共感に溢れている。
私にも、似たような経験がある。作品を見せたら、失笑されたり、「ふーん、そうですか、まぁ、頑張ってくださいね」と言われたり。
恋人も、ノーコメントだったり。その割に、自分の夢に対する才能(分野は違う)は認めてほしいようだった。
私に、才能がないだけかも知れないが、ダメ出しもされないのだから、改善も難しい。誰かにアドバイスを求めるのは、武器を装備しないで、戦地に行くようなものだ。
その道ではない人に、判断してもらうのは危険だ。
私の場合、そういうミスだった。とはいえ、その道の人と出会うチャンスもそうそうあるものではないけど。
その道で、かつプロである人が、一番いい。
無駄に神経をすり減らすことなんてない。
世の中には、自称専門家やプロだって、うじゃうじゃいる。彼らから否定されたら、才能がないんだ…と諦めてしまうだろう。でも本当に彼らはプロだろうか?
それに、大抵はそんなに真剣に見てくれていない。文章だって流し読みされる時代だ。彼らも、忙しいのだ。
興味のあるものしか、人は買わない。
興味のない人は、そもそも、その作品を手にする可能性がほとんどない。
例えば、芸術的なオブジェでも、なんだ、これ、高ぇな、ただの飾りなのに、と言われるだけだ。
特にアートは、デュシャンの泉という作品みたいに、便器が作品にもなる。これを、誰かに、見せていたら、「売れるわけない、やめとけ」と言われただけだ。そしたら、誰も知ることがなかった。
出してしまったもの勝ちだし、いい人、特に真面目な人だけが、間に受けて、損をする。ベストヒットしたものでも、正直これのどこがいいの?というものだってある。やはり一人の、価値観だけが正しいわけじゃない。
まさか、こんなに売れるとは思わなくて…と言っている光景を良く目にする。
相談する人を限った方が得策だ。そもそも、アドバイスをしてくれる人はいない、と思った方がいい。
というか、的外れなアドバイスの可能性もある。
人のアドバイスに惑わされちゃいけない。
どうしてかわからないけど、人はたまに、ろくでもないことを言う。
ハリーポッターは、出版されるまで、たくさんのエージェントから出版を断られたらしい。
失業したり、シングルマザーで大変だった時に書き上げた作品のようだ。
人生浮き沈みある、というけど、いつまで沈んでいるのか、と感じる、この頃の世の中。私だけではなく、たくさんの人がそう思っている。
でも、上昇する日はやってくる。そう信じて、今を生きよう。
尖っているのが面白いのに、コンプラ的に、と言われて丸くなったら魅力がなくなるかもしれないし、
むしろ尖りすぎて不謹慎な人は、少し言葉を控えた方がいい。
たくさんの人が言ってることは、ある程度正しい。でも、なかには、ただの誹謗中傷も紛れ込んでいる。
本もそうだけど、全てを鵜呑みにしないほうがいい。
アドバイスは欲しいけど、怖い。ブログやインスタなどをしていると、誰かに言えば、すぐ、見たい〜と、言われたりする。
親戚にも言われたことがあり、勘弁してほしいと思ったことがある。だから、そもそも言わなくなった。言わないのは、楽だ。
誰か知り合いが見ていると思うと、萎縮するし、バレるのが怖くなる。「これって、私のこと?」と、違うのにも関わらず、誤解されるのも面倒だ。
そもそも、会っている時に、話したいことは話すし、会う意味がなくなってしまう。
変化を逐一見られれば、久々に会う喜びもない。
たまに同窓会のシーンで、久しぶり、●●になってたの?、結婚してたんだ!なんて言う会話があるけれど、この世の中、そういう意外さに、触れ合う前に、SNSで簡単に知れてしまう。全てを話す必要もない。
みんながアーティストだ。とりあえず、何かを作り上げるのが、いい。ただ、誰かに見せるのには、注意が必要だ。
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