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「ありのままに生きる」という事【私の思考】 最終回

人が成長するためには、人間であるという事が窮屈すぎる。

そう感じ、どうすれば人ではないところにいけるのか。ともがき始めた頃、いつもの神社でいつもの御神木にそのことを話をしに行きました。

『私は、本当の意味での成長したいと思っているけど、人が本当の意味で成長するには、人間という器では窮屈すぎるよ。どうしたらいいの?しんどいよ・・・。』

心の中でそう御神木に話しかけたのです。すると、

『だからこそ人はかわいい』

そのような思いが湧いてきたのです。きっと、これが御神木からの答え。

人は、便利な生活を手に入れるための発展はしてきたけど、ずっと昔から、同じ過ちを繰り返し、今なお争いは絶えなくて。精神面での成長はあまり見られない。

でも、だからこそ人はかわいい。

イラチなおっさんもお節介焼きすぎるおばさんも。いきった若者もやんちゃな子どもも。それが人間というもの。成長できなくとも人はかわいく愛おしいもの。

御神木からのその一言で、神様のそんな気持ちを想像することが出来たのでした。


私自身、なかなかのイラチでして。自分の中のモラルに反した人を見たりすると、そのことにずっとイライラしたり、相手には聞こえない小声で、悪態をついたりするタイプだったんです。

でも。この御神木との会話を機に、全てをありのまま受け止められるようになり、今までイラッとしていた人の行動を見ても、言動を聞いても、うんうんかわいいね。と穏やかな気持ちで過ごせるようになったのです。

きっと、これが現状、私のありのままに生きるという事で。

知らない誰かの言動に、実被害があるわけでもないものに、いちいち心を乱される必要などないし、ましてやその思いに囚われる必要なんて微塵もないんですよね。

正に『色即是空空即是色』の心。これを大切にこれからも生きていこうと誓うのでした。

長きにわたり、私の心の吐露?にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

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