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子どもが畑に行きたがらない理由

こんにちは、ふうこです。


時々記事にしていますが、私は家庭菜園をしています。


先月、さつまいもの苗+種蒔きをしたのですが、久しぶりに畑に確認に行ったら、猪先生に苗ごと食べられてしまってました。


「え?猪って、さつまいもの苗も食べてしまうものなの??」


そう思いましたが、ないものはない。ないものは、育ちようがない。


という訳で、もう一度、苗を植えようと子ども達に提案したところ、
猛反対!!


「えー。畑やだー。行きたくなーい。」だそうです。


誰よりも、さつまいもが大好きな子ども達ですが、それはそれ、これはこれ、という感覚のようです。


つい、「君たちは、さつまいもを食べないんだね?それで良いんだね?」とか「買って食べている野菜は、誰かがそうやって作ってくれているものなんだよ。それを人任せにしてしまって良いのかい?」なんて説教してしまいました。


どれもこれも子どもには、ピンと来ず、むすくれるばかりです。


当たり前です。子どものメリットは何もないのですから。


子どもにとっては、誰かが作った芋でも、家族が作った芋でもどっちでも良いのです。お口に入れば。


味の違いや、農薬や肥料問題も関係ないんじゃないかな?


「どうして、子どもは畑に行くのを嫌がるのかな?」と思ったのですが、
逆に「大人は、どうして畑に行きたがるのかな?」と考えてみました。


安心安全なものを食べたいというのもありますが、「自然に触れたい」とか「自然の中でリフレッシュしたい」とか「自分も自然の中の一部なんだと再認識したい」とか、そんな気持ちを見つけました。


大人って、やらなきゃ行けない事多いし、働いているから、普段から自然に触れることなんて、少ないですよね?


一方、うちの子ども達は、転校して市の外れの山あいにある自然あふれる学校に通っています。


どんなくらい自然あふれるかというと、校舎に隣接する山には猿が住んでいます。下の子は、教室から校庭の隅を歩く、うりぼうを見たそうです。


そんなくらい田舎です。


普段から自然に触れている子ども達。改めて畑に行く必要なんてなかった訳です。


それに、子どもは、そもそも自然そのもの。彼らからしたら、余計なお世話というところでしょうか?


そんな子ども達ですが、畑に行って仕舞えば、バッタ獲りに勤しんだり、ミニ3本鍬を奪って行って穴掘りしたり、「種蒔きするー!」と行って一緒に種蒔きしたり、何だかんだやっています。


実は、新たなさつまいもの苗は買ってあります。


子どもが猛反対なら、一人でも植えようかな?と思っています。


だって、自分の育てた芋は最高に美味しいから。



一緒にしなくても良いから、子ども達には、「こんなふうにして野菜は育つんだ」というのは、認識して欲しいなと思うので、連れて行けるんだったら、連れて行こうと思います。


食べ物を得られる技術は、生きる力にも直結するし、あの小さい種から、あの大きい野菜が、土と日の光と雨の力で育つのを見たら、無意識レベルで何か感じるものがあると思うのです。


学校では学べない大きなことが、あの小さい種には詰まっていると感じています。


親子集めて、種蒔き大会とか、収穫祭とかしたら、楽しいだろうな、と思います。
でも、うちの子みたいに飽きちゃうだろうな(笑)。


だから、何かのきっかけ作りくらいで良いから、何かしたいな、と思っています。


今日の記事はここまでです。
読んでくださって、ありがとうございました。



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