見出し画像

Amazonで買える昆虫標本の作製に必要な物

 昆虫標本の作製に必要な物は,身の回りであまり売っていないものが多いです。昔は,昆虫専門店のネット通販で購入していました。しかし,最近ではAmazonでも購入できるようなのでまとめました。

昆虫針

 昆虫針は,虫に刺して固定するための針です。裁縫用の針と比べて錆びにくく長持ちします。昆虫針には,「有頭」,「無頭」という2つのタイプがあり,「有頭」は針の頭が丸くなっており,虫に刺しやすくなっています。「無頭」は,見た目がすっきりしていますが,虫に刺すときは指を傷つけないように注意が必要です。昆虫針のサイズは,昆虫の大きさによって使い分けますが,3号か4号を持っていれば汎用性が高いです。

まち針

 昆虫の足や触角などを整えるのに使います。どれくらいきれいに整えるかによりますが,一匹につき20本以上使います。まち針は,昆虫用の専用のものである必要はありません。普通に市販されている刺繍用のまち針で構いません。

発泡スチロール板

 昆虫標本をつくるときに,昆虫針やまち針を刺す土台として使います。食品トレーなどでも代用できます。繰り返し使えるので,多くの標本を作製する人は購入してもいいかもしれません。発泡スチロール板に固定した標本を乾燥させるために,乾燥剤を入れた密閉容器にいれるので,あまり大きなサイズは使い勝手が悪いです。

標本箱

 作製した標本を保管するのに使います。高価ですが,「ドイツ型標本箱」と呼ばれる標本箱が密閉性が高く長期保存に適しています。短期間の保存や,お金をかけたくない場合には桐製の標本箱があります。桐製の標本箱で数年間保管していますが,今のところ十分に保管できています。

まとめ

 昔は昆虫標本の作製に必要な品を集めるのに苦労しました。今ではAmazonで購入できるので便利になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?