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人生を生き抜くヒントがここにはある インド映画「きっと、うまくいく」

いまだかつてここまで家にいる生活したことはあるだろうか?
コロナウイルスの影響で、これからの人生を考える機会が増えたように思います。

そんなときだからこそ、人生を生き抜いていくためのヒントが隠されているこの映画をみてみませんか?

○概要

題名:「3 Idiots 邦題:きっと、うまくいく」
公開:2009年
上映時間:170分
監督:ラージクマール・ヒラニ
キャスト:アーミル・カーン、R・マーダヴァン、シャルマン・ジョシなどジャンル:コメディ/ドラマ

○予告編

○あらすじ

インドの屈指の有名理工大学を舞台に、型破りな天才のランチョーと動物写真を撮るのが好きなファラン、いつも神頼みをしているラージュの3人が繰り広げるコメディと、10年後行方不明となったランチョーを探すミステリーの同時進行で話が進んでいく。

○感想

インド社会の問題点(競争社会・貧困)にも触れながらも、コメディ・ラブロマンス・家族、友情愛・ミステリー等たくさんの要素が詰まった人生の教科書のような映画。

「Aal izz well(オールイズウェル)」=「きっと、うまくいく」というポジティブな言葉を胸にピンチを乗り越えていく姿に元気をもらえます。


インド映画らしい踊る・歌うシーンもあり、170分もある作品とは思えないほどこの映画を見るとあっという間に時間が過ぎていきました。

もっと早くみておけばよかったと後悔したくらいです。

○人生=競争に勝つ?

突然ですが、人生の定義って何でしょうか?

人によって定義は変わるし、人生ほどたくさんの定義に溢れた言葉はないかもしれません。

主人公3人が通う大学の学長による人生の定義は「人生=競争」です。

インドの社会全体が激しい「競争社会」で、医者かエンジニアになり誰よりもお金持ちであることが人生における成功だと語っています。

テストでいい点数をとるために、いい会社に入るために、人に負けないために、みんな勉強をします。

脱落した人は追い込まれ自殺していきます。

でもそれって本当に幸せなんでしょうか?勝つために私たちは生きているのでしょうか?

この映画は競争社会に生きる私たちにそんな問いを投げかけてくれます。

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○人生を生き抜くための3つのヒント

この映画には人生を生き抜くためのヒントが数多くありますが、実際にみてほしいので、厳選した3つご紹介します。

⒈ 才能を活かし、自分のやりたいことをやる。

3人組の1人のファランは、動物の写真を撮るのが好きで上手です。彼が本当になりたいのは動物写真家。しかし、親がエンジニアになることが彼の幸せであると考えており、そのレールに沿った生き方をしてきました。

そんなファランに対して、ランチョーはこのような言葉をかけます。


工学なんかやめて動物写真家になれ。才能が活かせる仕事をするんだ。もし国民的歌手ラターが親にクリケット選手になれといわれていたら今頃どうなってた?
動物に恋しているのに機械と結婚するのか

この言葉で吹っ切れたファランは親に「動物写真家になりたい」と言いに行くシーンは見所の1つです。

このシーンで感じたのは「好きこそ物の上手なれ」ということ。
自分が熱中するもの、好きなものに取り組むことが自分自身の人生を生きるためのヒントになると思いました。

2.成功を追うのは間違いだ、優秀なら成功はついてくる

いい成績をとるために、答えを丸暗記するクラスメイトがいる中で、学ぶことが好きなランチョーが親友のファランとラージュに言ったセリフです。

成功を求めて勉強するのと、好きを追求して勉強するのでは結果も変わります。学びたいから学び続けた結果が成功に繋がるということを気付かされたセリフでした。

3.魔法の言葉:「きっと、うまくいく」
邦題にもなっていて劇中でもランチョーのよく言うセリフの1つである「きっと、うまくいく」

人生うまくいくことばかりではなく、様々な悩みや壁を乗り越えながらみんな生きていると思います。そんな時唱えたくなる「きっと、うまくいく」という言葉。

この言葉が直接解決してくれるわけでは決してないけど、弱ってしまった心を元気付け、落ち着かせ、「無視する」勇気をくれます。

心を落ち着かせることでこの状況をどう打破していくのか?どう乗り越えていくのか?を考えれる魔法の言葉になるかもしれません。


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