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ChatGPTを写真レタッチスキル向上に活用する

こんにちは、すりりんごです。
かなり久々の投稿になってしまいました。また定期的に更新できるように頑張りたいと思います。

今回も前回までに引き続き、写真コンテストでの入選を目指して、生成AI(ChatGPT)にアドバイスをもらおうと思います。前回はChatGPTの中でも画像入力ができるGPT-4を使って、これまで撮影した自分の写真をレビューしてもらいました。

今回はその続きで、GPT-4を使って写真の編集(レタッチ)スキルの向上を目指したいと思います。
GPT-4にレタッチ前後の写真をそれぞれ読み込んで採点してもらい、その点数を比較することでレタッチが上手くいったかを判断する形で進めたいと思います。

レタッチ前後比較(1枚目)

最初はこちらの山と空が水面に奇麗に反射した1枚を比較したいと思います。まずレタッチ前の批評について、鏡のような水面反射を褒めていただき点数は82点とそこまで悪くない様子です。ただ、写真の右側が白飛びしていたり、山が暗すぎたり、中央部に注目がいくように構図を変えた方が良い、などの改善点をいただきました。

1枚目の写真:レタッチ前
1枚目:レタッチ前の批評

そこで、画像編集ソフト Adobe Lightroomを使って、写真に後処理を加えました。ChatGPTのアドバイスの通り、右側の白飛びした部分をハイライトを抑えることで改善し、山の部分はシャドウを明るくすることで改善し、上下対称になるように少しトリミングを入れてみました。

レタッチ後の評価は以下の通り。レタッチ前に比べて点数が大きく向上し、87点となりました。レタッチが上手くいったと考えてよいと思います。

1枚目の写真:レタッチ後
1枚目:レタッチ後の批評

レタッチ前後比較(2枚目)

2枚目は鴨川シーワールドで撮影した躍動するシャチの写真を使いたいと思います。まずレタッチ前の批評に関しては、84点と点数はそこまで悪くないです。ただし、改善点として、被写体が中央に寄りすぎている点、被写体が暗い点、後ろに人工物映っている点を指摘されました。

2枚目の写真:レタッチ前
2枚目:レタッチ前の批評

そこで今度も、Adobe Lightroomを使って、レタッチを加えてたいと思います。
シャチがフレームの中央に寄りすぎている、とのことなのでまずは画像をトリミングして、シャチを3分割構図の左上付近に来るようにしました。そして、写真の一部が暗すぎる、とのことなのでシャドー部を持ち上げて明るくしました。最後に、背景の構造物が気になる、とのことなので背景をぼかす処理を入れてみました。

レタッチ後の評価は以下の通り。レタッチにより2点上がりました。

2枚目の写真:レタッチ後
2枚目:レタッチ後の批評

レタッチ前後比較(3枚目)

3枚目は熊本県の阿蘇で撮影した写真を使いたいと思います。まずレタッチ前は82点でした。改善点として、バイクが端に寄りすぎている点、バイクや雲の明るさを指摘されました。

3枚目の写真:レタッチ前
3枚目:レタッチ前の批評

そこで今度も、Adobe Lightroomを使って、レタッチを加えてたいと思います。
バイクが端に寄りすぎている、とのことなので写真をトリミングして調整してみました。また、バイクや雲の明るさについては、シャドウを持ちあげてバイクを明るくし、ハイライトを抑えて雲の白飛びを抑えました。

レタッチ後の評価は以下の通り。レタッチにより2点上がり、84点となりました。

3枚目の写真:レタッチ後
3枚目:レタッチ後の批評

まとめ

以上、今回はChatGPTにレタッチ前後の写真をレビューしてもらうことでレタッチの効果を確認してみました。レタッチ前のレビューでもらった指摘を改善するようにレタッチをしていくことでより良い写真になることを実感しました。
一方で、レタッチだけではどうしようもない点もあるので、撮影時にChatGPTにレビューしてもらいながらその場で構図や露出を改善しながら写真を仕上げていく、というアプローチも良さそうに思います。

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