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差別なんてあってないようなものかもしれない

6年くらい前かな。



対談のイベントで、私の隣に座ったおっちゃんがスーツの内ポケットにつけていた日本国旗のバッジを見せてきた事あったな。

するとそのおっちゃん
朝鮮人をいつでも殺す準備はできていると。



なんの話やねんと思いながらも変な緊張と不安。



その後会食があって、会うの嫌だなとかなんとなく思ってたけど、こんな機会ないし自ら隣の席に座ってみた。

そもそも身の危険は少し感じるものの、その人によって感情が揺さぶられていたり、少なくとも影響を受けて、その意識の中いる自分の小ささというか人間らしさというのか、なんとなくそれをどう越境してやろうかと思ってしまう無意識の人間模様だとかそんな事を考えてた。



その後、スナックに誘われた。



ほんとにスナックに行くのかもわからないまま、これについて行ったらどうなってしまうんだろうかと思っていたが、仕様もない越境心が出てしまい、仕様もない覚悟でスナックへ行った。



まぁほんとのスナックで少し安心したが
、
軍歌軍歌を聞きながら、できだけ味わってみようと前向きにビールを飲みながらおっちゃんの話を聞いていくにつれて、なんだかおっちゃんも私の背景を味わいながら楽しんでいるように思えてきた。



なんとなくあじわっていたり、楽しんでるって、、
あ、そんなに在日朝鮮人の背景と出会ってきてないのか
うん?じゃ今なんの状況なの?どうなってんのこの歴史、、



どれだけの空想で形作られている世界に私と私たちはいるんだろう。



そんな事を思った時、事のほとんどである空想幻想偶然奇跡から生まれる形作られた人間というものの認識達を感じた私は、よくわからない在日朝鮮人をなぞに代表しおっちゃんに伝えた

。

本当にごめんなさい

ありがとうごました

おっちゃん大好きだよとハグをした。
するとおっちゃんは、満面の笑みでハグと握手を数回。

活動を通して関わる素敵な方々も対話のゲストとしてお呼びしたり、オンラインでのインタビューや関係する様々な文化活動の紹介なども記事にしていく予定です。 取材や情報発信を続けていけるよう、よろしければサポートよろしくお願いいたします。