「献身のハーモニー:音楽を通してアンバー・リウの人生の交響曲を探る」 240522 Bazaar Vietnam 日本語訳
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※引用形式になっている部分は記者の文章・考察です。
魂のハーモニーは、音楽への献身と永遠のダンスを奏でる。
2024年5月22日 カロリーナ・オリアーロ 記
親愛なるアンバー・リウさん
中国にルーツを持ちロサンゼルスで生まれたあなたは2つの異なる文化の間で育ちましたが、10代の頃は韓国でも育ちました。この3つの偉大な国の間で生活したことは、人として、そしてアーティストとして、あなたにどのような影響を与えたのでしょうか?
アンバー:
すべてを振り返ってみると、経験できたこと全てにただ本当に感謝しています。異文化や考え方の違いについて多くのことを学んだ気がします。韓国では10代から20代後半まで、新しい言葉を学びながら毎日仕事をしていたので、基本的なことすら伝えられず、つらいこともたくさんありました。でもその過程で出会った人々、そして築いてきたコミュニティには本当に感謝しています。その人たちの多くを今では「家族」と呼んでいます。そしてここ数年、中国での生活と仕事の中で、私は母との絆を深めてきました。私は幼い頃、中国語を話せなかったのですが、今は母とは何時間でも話せるし、母がどんな人なのかやっとわかった気がします。世界は本当に広く、探求し続けたいですね。
すべてのことは内なるマグマが外に出てくるように、情熱から始まります。あなたと音楽は一体ですが、音楽への愛はどのように始まったのですか?その情熱の原点は何ですか?
アンバー:
私は変わった子供のように感じて育ちました。学校になじめず、いじめられっ子でした。音楽を聴いていると、不安が消えていくのを感じたんです。リンキン・パークの "Somewhere I Belong "は、幼少期の混乱や孤独を救ってくれた曲です。周りの人たちが私のことを理解してくれなくても、音楽があれば孤独を感じませんでした。
音楽があなたの人生と仕事に不可欠なものになると理解するきっかけとなった瞬間は何でしたか?
アンバー:
音楽を仕事にするという選択肢はないと思っていたけれど、韓国行きのスカウトを受けたとき、やってみなければと思いました。音楽が自分にこれだけの力を与えてくれて、自分も誰かにその力を与える機会があるのなら、やってみようと思ったんです。こうして年月が経つにつれて思うのは、若い頃の自分自身に歌うことをいつも心がけることです。
あなたは才能あるソングライターでもありますが、あなたにとって書くことは癒しのセラピーや治療のようなものですか?感情や出来事を言葉にすることで、それらをうまく処理したり、十分に感じたり、解放したりすることができるのでしょうか?
アンバー:
私は仕事に関してはいつもノンストップなので、自分の身に起こったことを処理できないことが多いです。作曲は私にとって一種のセラピーでもあります。そして、何度も稿を重ねるまでは、たいてい "理解 "できない。時折、デモの古いバージョンやリリースしていない曲を聴いて、当時を振り返り、自分自身を深く掘り下げることもあります。
曲作りにまつわる特別な思い出で、共有したいことはありますか?また、一般的に新曲を作るとき、何からインスピレーションを得ますか?
アンバー:
「hatemyself」を書いたとき、私はツアー中で、ツアーバスの後部座席でスマホにひたすら絶えず
「嫌いだ。自分が嫌い。何もかもが嫌いだ。」と打ち込んでいました。
自分が沈んでいくような気がして、いつしか出てくることすら嫌になっていました。その言葉のメロディを適当にプロデューサーのビッグ・バナナに送ったら、2、3日のうちに彼から美しいピアノ・アレンジが送られてきた。
数ヵ月後、私は一人で山にハイキングに行き、山々を眺めながら、今ではこの曲のサビになっている部分を歌ったのを覚えています。「But I'll hold on to every piece of me 」と。私は脳がカチッと音を立てたのを感じすぐにスタジオに行き、この曲を書き上げました。
この時、長い間感じたことのなかったエネルギーと活気が押し寄せてきました。落ち込んでいた時期もあったけど、音楽がすべてを良くしてくれた。プロデューサーに "ロボット・バラード、ロボット・バラード、ロボット・バラード "と言ったのを覚えています。そんな暗い気持ちから生まれた曲だったけど、書いていて本当に楽しかった。私の曲の90%は、ただ独り言を繰り返し、それをつなぎ合わせることから始まっています。
音楽的な混入(コンタミネーション)は集合体の要素であり、時代や場所をほとんど超越します。あなたが "コンタミネーション "を体験してみたい音楽ジャンルはありますか?
アンバー:
この15年間、いろんなジャンルをやってきたけど、自分のルーツに戻りたいし、自分がどれだけロック好きなのかを知りたいです。
私はポップミュージックから作曲を始めましたが、今後どうなっていくことか笑笑
音楽は、自分の感情や創造性を境界なく表現できる自由な空間のようなものだと感じますか?
アンバー:
もちろん、アートは私たちが楽しんだり、問いかけたりするためにあるものだと感じています。私は友人と番組や映画について議論したり、歌詞を解剖したり、聞いたり見たりした2つのもののマッシュアップを考えたりするのが大好きです。
成功は一夜にして得られるものではありません。多くの献身的な努力、愛する人と過ごす自由な時間の不足、冷静になること、ハードワーク、肉体的・精神的ストレスがあると思います。アンバー・リウがキャリアの追求に集中し、バランスを保つのに役立っているものは何ですか?
アンバー:
いつでもどこでも眠れる才能が身についた気がします。スケジュールがタイトで圧倒されるようなときは、昼寝に本当に救われています。呼吸を整え、沈黙の時間を楽しむといったシンプルなことが、集中力を持続させるのに役立っています。
ステージに上がる前の不安はありますか?また、ファンからアイドルとしての「プレッシャーや責任感」を感じることはありますか?レンズの下で生きることは少し難しいことだと思いますが、「大勢の視線の下」で生きる唯一の方法は、ただ流れに身を任せ、その瞬間を信頼し、浮き沈みのあるプロセスに感謝することです(それは自身をよく知るための貴重なものです)。常に100%ポジティブでいることは不可能に近いですが、不安やプレッシャーに打ち勝つのに役立つものはありますか?
アンバー:
今、私が感じているプレッシャーは、人々が私に期待していることではなく、私自身が私に期待していることだと感じています。たくさんの公演を見てきたし、うまくいかない公演もしてきました。でも、自分がなぜ音楽が好きなのか、なぜこの道を選んだのかを思い出すよう、自分を律してきました。それはいつも、若かりし頃の自分に歌って聞かせることに戻ってきます。
現在、ワールドツアー「NO MORE SAD SONGS」を開催中ですが、あなたにとって観客とのライブの関係はどれほど重要ですか?ツアー中は様々な感情が渦巻いていると思いますが、ライブ中に最も沸き起こる感情はどのようなものですか?
アンバー:
コメントやファンのコミュニティで見かけた名前と顔を一致させることができるのは、本当に幸せなことです。私のパフォーマンスを見るために10年以上待っていたというファンの方にもたくさんお会いすることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。今回のツアーは、私にとって初めてのワールド・ツアーだったので、初めての場所での公演が多かったんです。
ツアー中のアンバー・リウの1日は?
アンバー:
クルーと私は通常、朝4時に電話を受け、空港に行き、通常は正午ごろまでに次の都市に飛じます。そのあと1時間から2時間くらいで身だしなみを整え、少し仮眠をとり、サウンドチェックをして、食事をして、ファンとのグリーティングをします。短い休憩時間だから、メールを見たり、その日のパフォーマンスをメモしたりすることもあります。それからショータイム!ショーが終わると、クルーとミーティングをして、ショー中に起こったことを振り返り、改善点や違うやり方を見つけます。それから寝る時間になって、また同じことを繰り返すんです!ハハハ
あなたのEP3部作『X』(2020)、『y? 』(2022)は大成功を収め、昨年は『No More Sad Songs』をリリースしましたね。この曲は、ユニークな自分を見せたいというあなたの願望をさらに発信するものであり、聴衆に同じことをするよう誘うものです。自分自身に正直になること...時に人は、たとえプロであっても、より多くの観客や名声を手っ取り早く得るために、魅力的かもしれない都合のいい仮面の後ろに隠れがちですが、長い目で見れば、それは取り返しのつかないダメージとなり、観客は騙された、裏切られたと感じます。外見に支配されがちなこの世界で、自分らしくあり続けることは、あなたにとってどれほど簡単な(あるいは難しい)ことでしたか?
アンバー:
正直に言って、簡単だとは言えません笑笑
この業界には、確かに人の心を変えるような誘惑がたくさんあります。私にとって、もう一人の "他の人 "でいることは疲れるし、常に批判がある。私は、自分でないことで愛されるより、自分であることで嫌われる方がいいと思う。繰り返しになるけど、私は子供の頃から自分の見た目のせいでいじめられてきたし、馴染めなかったから仲間外れにされてきました。私はそれに対処することを学んだ。私はただ、"変な子供たち "が、自分たちは一人ではないと感じる手助けをしたいだけなのです。
現在ワールドツアー中とのことですが、2024年に向けて何か準備していることはありますか?今後、何かヒントになるようなプロジェクトがあれば教えてください。
アンバー:
このワールドツアーが終わると、次のアルバムを作る時が来ました!ツアー中に少しプレビューすることができたし、デモもいくつか演奏した。厳密にはまだ正式に着手していないけど、すでに何曲か制作中です。
Muse: Amber Liu @amberliu.
Photographer: Reinhardt Kenneth @reinhardtkenneth
of ARTCODED @art.coded.
Production: CM Agency @agency__cm with Ari Kilian of Miller PR @millerpr.
Article: Carolina Ogliaro @carolinaogliaro.
Creative Director: Ari Friedman @arimandias.
Hair & Makeup: Salvador Mejía @zalvadorbeauty.
Stylist: AJ Verma @ajbeverlyhills &
Natasha Sanghera @nataasshhhaaa
of Lotus Beverly Hills @lotusbeverlyhills.
Lighting Director: Calvin Hite @calvinhite.
Retouch: Valeria Mediana @medianaretouch.
Digitech : Suimay Lee @suimaylee.
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