新宿太郎

色々なことがありますね

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最近の記事

ある新宗教の信者さんについて

「俺は〇〇に入って人生が変わったんだよ」 月並みな、ネットミームにもなるくらい使い古された折伏の言葉。 これをリアルで聞いたのは私がまだフリーで工事の手配をしていた頃の現場への送り迎えの車中だった。 当時付き合いのあった解体屋さんの紹介で来てくれることになった左官屋さん。 彼は車を持っておらず、電車での通勤が難しい現場だったので彼の工期の一週間私が家から現場までの送り迎えをすることになった。 今の若い職人さんならスマホでゲームなりなんなりをするので会話をすることも少ないが

    • 日記

      11/1 子どもが探偵物形の松田優作みたいにミルクを吐いたので掃除をした。 11/2 電車にいたおじさんの口臭がすごかったのでフリスクを持っておこうと思った。 11/3 お向かいの東急、極楽屋一帯が停電。すぐ復旧したが、大規模停電だったくさい。 6日 月曜日、店休で大学の先輩。苦しいときに仕事を頂き、励ましてもらった恩人の方といっていい先輩。 高円寺で飲み会。 席に座ってお酒を飲んだのは久しぶりだった。 9日 昨日まで半袖だったのが信じられないくらい寒い。 11日

      • リゾートバイトの思い出

        店が夏休みになって子供の写真の整理をしていたらグーグルフォトのサジェストで15年前の箱根の大文字焼の写真が出てきた。 15年前、19歳だった私は花も恥じらう大学一年生だった。 高校よりも長い2か月の夏休み。といっても先立つものもなく、このままでは大学の図書館で涼み、誰かの家で酒を飲むだけで終わってしまう。 大学のPCでリゾートバイトの記事を2chか何かで読み、そのまま大学のPCを使ってリゾートバイトの派遣会社に申し込みをした。 今はどうかわからないが、当時のリゾートバイトの

        • 医療保険は必要か?あるいは公的保険の限界について

          こんにちは。酒チャンスという立ち飲み屋さんをやっております新宿太郎と申します。 先日、長男が生まれ、夜中に面倒を見ているので少し暇な時間が出来ました。 さて、私は妻が重病にかかって長期入院をしたことがあります。 簡単な経緯は下記 妻の入院生活は8か月に渡ってのもので、転院を繰り返すような方のケースを除けば保健行政上の上限と言っていいようなケースだと思います。 その当時の支払いについて簡単にお話しをしたいと思います。 日本の公的保険には高額療養費制度というものがあります

        ある新宗教の信者さんについて

          「まとも」じゃないとは

          いつもありがとうございます。 高円寺で酒チャンスという立ち飲み屋にたっております。 好い陽気になってきたので皆様遊びに来てください。 さて、本日お客様と「まともな人なら仕事は困らないですよ」とお話しをしていて「まとも」の定義について考えさせられてました。 金融機関ならば銀行業務検定を持っていて、ちゃんとコンプラを守っていることかもしれません。総務系の仕事の方ならエクセルやワードを使った書類作成をこなせることかもしれません。 酒チャンスに立つ前私は小さな工事の仲介、手配、施

          「まとも」じゃないとは

          私について(酒チャンス・太郎)

          はじめましての方は初めまして。 いつも仲良くしてくださってる方はいつもありがとうございます。 高円寺で酒チャンスという立ち飲み屋にたっております新宿太郎と申します。33歳です。 お店は2023年3月末で2周年を迎えます。 簡単な自己紹介をさせていただきます。 明治大学を卒業後に東証一部上場の大手設備工事業者に入社するも3年で退職。 その後地場零細の不動産業者(社保未加入)に入社し区分買取再販(古いマンションを買ってリノベして売る仕事です)の主に工事を担当。幅広い経験を積み

          私について(酒チャンス・太郎)

          リーマンショックの記憶

          現在の市況が天井だとか、リーマンショックの前夜に似てる。 あるいは今回は不況は起きない。地価の急上昇は止まるが、上がり続けるといった話をよく聞くようになった。 どうなるかはさっぱりわからないが、不況の頃を少し思い出した。 2008年、リーマンショックの頃私は親不孝なことに一浪して私立大学に入学したピカピカの大学一年生であった。 政治系の意識の高いサークルに所属し、将来は政治、いやマスコミなんていうのもかっこいいな。なんて移り気な夢見がちで、麻雀や酒も覚え始めた、今みたら引っ

          リーマンショックの記憶

          もう会えない友人について

          今年で34歳になる。 どこに出しても恥ずかしくない立派なおじさんになった。 子供の時、いや大学生くらいまでは34歳なんて聞いたら随分と大人でお金にも余裕があって家族がいて社会的な地位を持った人を思い描いていたと思う。 残念ながら年齢相応に老け込んだこと以外は昔思い描いていた34歳の大人にはなれなかった。子どもがわざわざイメージするくらいの34歳の人なんて立派な人しか居なかったんだろう。とも思う。 正月、地元に帰った時に昔の友人・知り合いの近況を母から聞くと、子供を連れて

          もう会えない友人について

          祖母との会話

          祖母がいる。 昭和8年生まれ、今年で90歳になる。 だいぶ記憶は怪しくなったが、体は元気で元旦にエビと蟹をぺろりと平らげていた。 大晦日、私は食卓に御馳走というには大げさな、でも少しは年の瀬らしい料理を並べ、できるだけ皆が退屈しないように年に数回も合わない親族との共通の話題を探して場を持たせていた。 今年(2022年)あったいいことを各自が話す流れの中で祖母に「今まで90年間生きてて一番幸せだったことは?」と話を振った。 なんとなく「子供が生まれたことだよ」とか「結婚し

          祖母との会話

          暇・あるいは一人の時間について

          妻が入院した。 といっても検査入院で、コロナで病棟がひっ迫する前に念のため。という理由で数年前のような生き死にの話ではないので気楽に退院を待つような感じのものだ。 週六飲食店の店頭に立ち、週一回の休みは妻と出かけるのがこの2年間で出来上がったルーティンで、妻は体が不自由なためどこに行くのも一緒だった。 今回、久しぶりに一人の時間ができた。 結果。 恐ろしいことに時間を持て余してしまった。 先日の休み、入院に必要なものを差し入れ、家に帰って洗濯と掃除を済ませると何もやること

          暇・あるいは一人の時間について

          われ余りて余りあるものあり。あるいは巨頭の悩み(ただし物理)

          酒チャンスによく来ていただく方はご存じだと思うが私はいつも帽子をかぶっている。 修行させていただいて雛家さんの社員さん皆が被っていたから真似して被るようになったのだけど、被る習慣がついてよかった。 酒チャンスで夏場に雨に降られて濡れた帽子をかぶらずに一日仕事をした結果、シャンプーを2回しないと泡立たないくらいに油まみれになった。 今はNEWERAのホームページを見るくらい帽子が好きになったが、若いころは帽子が、帽子屋が大嫌いだった。 頭が大きすぎるのである。 私の頭囲は

          われ余りて余りあるものあり。あるいは巨頭の悩み(ただし物理)

          待ち続けた明日

          半年間、色々なことがあった。 助けてもらってなんとか乗り切れた今日 きれい事だけじゃなくて危なかった今日 お金にならなくて焦った今日 辛かったこと、悲しかったこと、人や社会への恨み言を飲み込んだ今日 頭を地面にすり付けた今日 支払いを済ませてすっからかんになった通帳を眺めた今日 慣れない仕事、頑張っても上手くいかなかった今日 そんな今日を積み上げてやっと、待ち続けた明日がきた。 明日あなたが帰る日

          待ち続けた明日

          昨日と今日と

          12時をまわったあとの終電に乗る 終電の皆が昨日の余韻に浸っている こそこそと電話を続ける終わらなかった昨日の仕事 じゃれあいながら帰るカップル楽しかった昨日のデート 日報を書くわたし上手くいかなかった昨日のこと 名残惜しい昨日を乗せて終電は進む 改札を出て冷たい静まり帰った駅前を歩く もっと静かで寒々しい部屋のドアをあける今日

          昨日と今日と

          お百度

          お百度を踏む 祈りをこめて一歩一歩あるいて 助かるよう元気になるよう できることなんてなく、いのるだけしかなく ただ歩き続けて頭をさげて 百回目が近づいて夜が白みはじめても まだ元気になった知らせはない。 祈りは無駄かもしれないけど、祈ったことを伝えることで元気付けるかもしれない。 言葉の裏に行動を貼り付けるために歩き続けていのる。

          既読がつかなくても

          返信の来ないラインを今日もあなたに送る 決して返信がこないことをしっていてもおくる 面会も出来ないあなたに送る ラインを見ることができないのも知ってるのに送る きっといつか、あなたがぼくのメッセージを呼んで重ねた思いを受け止めてくれると思うから 祈りを重ねるように今日もあなたにあなたをおもう言葉を送る

          既読がつかなくても

          時間について

          妻が倒れても世の中は動き続ける 妻が倒れても仕事は止まらないし動けない私をおいて別の人が私の場所にすわる。 妻が倒れてもご飯は食べなければいけない。コンビニで買ってきて冷蔵庫に入れる。前に買った弁当がそのまま残っていた。 妻が倒れても公共料金の請求書はくる。今日は1日電気をつけずにソファーに寝そべっている。 妻が倒れても眠くなる。起きてもどうしようもないのに 妻が倒れても夜はあける。車の中で夜が明けるのを眺めていた。 集中治療室から出た日少しだけ顔をみれた。 時

          時間について