見出し画像

息子の幼稚園時代・春、理想の崩壊

4月も中旬になり新しい春を迎えた小さい子達もたくさんいるでしょう。
小学1年生だと給食も始まり、帰宅時間もだんだん遅くなる頃です。

先日、車を走らせていると、真新しい幼稚園の制服に身を包んだ園児が、幼稚園バスを保護者の方と待っていました。
まだ、制服が身体に馴染んでいないように見えて可愛らしかったです。

どうやって制服を着たのかな?
ササッと着替えれたのか、「着たくない」と駄々をこねたのか、はたまた着替えるのは積極的でも、まごまごと時間がかかってしまい、結局大人が手伝うパターンもあります。
その日の機嫌でも変わるだろうし、内向的か外交的かでも変わってきます。

我が家の息子と娘は、違う幼稚園へ通っていました。息子は制服が無かったし、娘も羽織るだけの制服なので簡単でした。きっと、息子は制服に抵抗を示すタイプだと思うので、準備は大変だったと思います。(私服でよかった!)

息子の幼稚園は全員送り迎えをする幼稚園でした。
夏は自転車で送迎をし、冬は車や徒歩でした。
入園後から夏頃までは、朝幼稚園に連れて行っても「お母さん行かないで」と言われて、帰れなくなることが続きました。
そうなると、お母さんも幼稚園に残り朝の自由遊びの時間を一緒に過ごします。
息子は私の存在を確認できればいいので、ベッタリちゃんではなく、友達と遊んでしまうのですが、すぐに帰ろうとすると止められました。

働いていませんでしたが、家事や買い物などをしたいですし、一度家に帰っても、昼過ぎにお迎えなのは慌ただしいのですが、「焦っても仕方がない」と思い付き合っていました。
娘を連れていたので、娘を遊ばせることが出来ましたし、先生が忙しい時は、一緒に折り紙をして遊んでいた子を見守って、先生にお礼を言われることもありました。
夏は外で泥遊びを一緒にしたり、女の子たちの縄跳び自慢を見てあげたり、「早く帰りたい」という気持ちと「仕方がない」という諦めの感じで居ました。
早く帰らなければいけない時は、普段付き合ってあげているので、息子も理解してくれました。

幼稚園初日は、さすがにお母さんが居残りしてもいいシステムを知らなかったし、息子もあっさり離れてくれたので、安心と共に「生まれてから一緒だったのに、成長したものだ」と涙腺が緩んだものですが、すぐに幼稚園に入りびたりになるなんて思いもしませんでした。

息子がいない間、フットワークが軽くなると思っていた理想はどこへやら。
緩く焦らずの春でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?