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社会人サッカーをまじめにやったら人生変わった話

昔からこれといった特技はありませんでした。

話がおもしろい
歌がうまい
頭がいい

ぜんぶ、星1つ(★☆☆☆☆)です。


友達も多い方ではなかったので、
人を引きつけるようなスキルは持ち合わせていませんでした。

しかし、サッカーを続けることだけは諦めませんでした。

というより、
これがなかったら自分が生きている意味ないというぐらい、
自分を保つためにはどういう形であっても、サッカーを続けるしか選択肢がありませんでした。

結果、趣味の世界とはいえ、26歳のときに
2016年社会人サッカーにおいて、
自分にしては全国出場というキャリアハイにたどり着くことができました。

わたしは何か有名な選抜やトレセンに選ばれたことは一度もありません。

この成功体験がサッカー以外においても
自信に繋がることとなりました。

しかし、今回一番伝えたいのは、
仕事以外で好きなことを続ける一歩を踏み出したことで、
自分の人生が豊かになった
ということです。

このきっかけあたえてくれた社会人サッカーに感謝しながら、
大阪・東京・岐阜を8年かけて渡り歩いた体験をもとにお伝えします。
(都道府県リーグに特化しています。)

サッカー経歴(学生時代は恐ろしく凡人)

【小学生時代】
小3(多分)のときに地元のサッカークラブで双子の兄と始める。
ポジションは、双子で両サイドバックという
「え、さっき右サイドにおったやつ左サイドにもおるやん!」
「いやいや、ふたりともオフサイドやん!」
という、相手プレーヤーや応援しに来る保護者にとって
唯一無二の錯乱エンターテイメントを持ち込み、一気に有名人に。


さらに、土日は、日中のサッカーが終わってから、夜は水泳スクールという
超絶ブラックスケジュールのせいで頭がおかしくなり、
ときには、既に水着の上にサッカーユニフォームを着ていたことも。

チームの実力は、地元では無敵チームを誇るくせに、
ちょっと車で遠征したらすぐ負けるやん。みたいなもんでした。
わたしは最初はキーパーでしたが、
少し早い成長期で人生のピークを早々に迎えた
巨漢ゴールキーパーの台頭や
ミニゲーム中に一番うしろが暇すぎての
ゴールのこの棒に座ってボワンボワンハネて
何本もバキッ!って折りまくるポンコツ悪事が重なりサイドバックに転身。


【中学時代】
そのままクラブチームに上がる。
地元では無敵を誇るくせに、(省略)。
1つ上は関西大会出場で京都サンガユースに大敗し、全国を逃すが、
我々は関西大会出場のかけらもありませんでした。
ポジションは左サイドが主戦場。
主な練習メニューは、
ボール回し→走る→ミニゲーム→走る→シュート練習
→走る→走る→走る→走ってチーム決め→ゲーム→走る
とコーチの思考停止によるメニューをひらすらこなすチームでした。

とりあえず、ゲロを吐いてから練習に望むことを見につつけ、
この頃からいつでも自分で吐けるという特技を身につける。



【高校時代】
そのへんの偏差値50ぐらいのフツーの公立高校のサッカー部へ入部。
その時は楽しかったが、
今振り返ってみると練習内容ショボかったと気づく。
PK戦3回勝ち抜いて、大阪ベスト16まで行く程度が限界。
ポジションはボランチかDF。
今でも付き合いのある友達ができたことだけが財産。



【大学時代】
サッカー部に入ったら遊ばれへんやん!と豪語する
量産型ポンコツ大学生だったので、ポンコツらしく
4月に飲めもしないくせいに新歓に参加しまくり、
適当にサッカーサークルに入る。
泊まりで遠征したり、サークルの大会に参加したり、
グランド確保できないときはフットサルをしたりと
比較的どこにでもありそうなサークル。(ただただ、楽しかった。)
大学でサッカー部の人を見かけるといいなぁと羨ましく思う。

【社会人時代】(大阪3部→2部→岐阜1部→東京2部)
なんとなくフットサルだけをやる日々を過ごす。
おもしろいけど、サッカーのダイナミックさが恋しくなる。

大学時代に感じていた「真剣にサッカーをやっている人が羨ましい」と思い、知り合いを通じて大阪3部の社会人サッカーチームへ。
しかし、人数が揃わない日もあったり、
本職キーパーがいない日があったり、少し不満があった。
土日しか休日がない中の1日を費やすには本当に真剣にサッカーがやれるチームをインターネットで探し、当時大阪2部のACミドルレンジに加入。

ピーク時30名以上在籍する中で公式戦ではベンチに入れないこともあったが、
「自分には走ることしかない」と今までで一番本気で自主練を積み
レギュラーとして大阪1部への昇格に貢献。
このときの自分がサッカー人生で一番伸びた。



約3年在籍した後、仕事で岐阜に転勤し
知り合いがいない中飛び込みで、県1部FC Kawasakiへ移籍。
週2-3日の活動を最優先し、2016年に県予選、東海予選を通過し、
東海代表として全国大会出場という奇跡がおこる。

約2年在籍した後、仕事で東京に転勤。
またまた知り合いがいない中、
インターネットで探し都2部のチームの練習試合に体験参加。
冬の寒い日に、気合い入れ過ぎで試合開始10分で相手との接触で、
アキレス腱がしっかり断裂するという大怪我負う。
体験参加のくせに。

手術で回復後、再度奮起。
体験参加でアキレス腱断裂をしたときのチームで
約1年在籍した後、諸事情で退団し今に至る。

社会人になってサッカーを諦めかけている人へ

少しでも社会人サッカーをやろうかと考えているようであれば、
是非怖がらずに体験参加から初めて見ることをオススメします。

わたしがたとえ全国大会へ行ってなかったとしても、
もしサッカーをまだ真剣にやりたいとお考えであれば、
社会人サッカーは人生を豊かにするものになると断言できます。

☑知らない人ばかりだしなぁ
☑冷たい人ばかりだとどうしよう
☑レベルに合わなかったらどうしよう
☑会場遠いなぁ
☑前日飲み会やん
☑日曜日雨かぁ
☑最近動いてないから無理かも

わたしは大阪・岐阜・東京の社会人チームを探しているとき、
毎回こんなこと思っていました。
どれかひとつは経験があるのではないでしょうか?

実際、インターネットでチームを探して、体験に行ってみると、
☑なんだか空気が合わないこと
☑あまり相手にされたかったこと
☑身内ばかりにチームだったこと
形見の狭い想いを何度もわたしは経験しました。

わたしは学生時代、サッカーに対して熱量が高いチームに所属していなかったため、
定期的にサッカーを続けている人はほとんどいませんでした。

だからこそ、サッカーをやっていた人、やっていない人にも、
「まだ続けれてすごいね」と褒められることが多くありました。

正直嬉しかったです。


自分に合ったチームを見つけるのに調べることに費やした時間や
誰も知らない中で関係を深めていくこと
活動を最優先し、レギュラーを目指したこと
まわりがSNS でダラダラした週末をしている中で小さな努力を重ねました。

自分からサッカーをとったら本当に何も残らない
仕事以外で真剣に何か頑張れることがないとつまらない人間になる
転勤が多い仕事なので、どこでもできることはとりあえず続ける必要がある

このことにわたしは気づいていました。

小さな一歩を踏み出したことで
学生時代より楽しい社会人サッカーに出会うことができました

本当に人間関係を含め、土日が本当に楽しみになり、
人生を豊かにしてくれました。

ググって社会人チームを探す際にやるべきたった1つの事

☑「地域名 社会人 サッカー」でググる

これです。

おそらく既にやっているわ!という方は多いと思いますが、
ちょっと待ってください。
この方法は入り口すぎませんので、
具体的に見るポイントをご紹介します。

今回はある程度真剣にサッカーがしたいという方に向けて
特にオススメである程度の傾向を把握できる1つの案になると幸いです。

☆Step1  地域の社会人サッカー連盟の「社会人リーグ」の項目を見る

各地域に必ず地域の社会人サッカー連盟のHPがあります。
社会人サッカー連盟に加入していないチームは
社会人のまともな大会にはでることができません。
(高校サッカー連盟と同じです。)

社会人サッカーの中で一番重要視されているのが「社会人リーグ戦」です。
基本的にはJリーグと同じように
すべてのカテゴリーで「リーグ戦」が1年間で最も力が入れられます。

そのため真剣にサッカーをする際には
しっかり都道府県リーグに加盟しているチームを選ぶことがマストになります。

学生自体がそうだったように
当然社会人になっても公式戦が最もエキサイティングになります。

☆Step2  社会人リーグの直近の成績を見て上位チームに絞る

都道府県の中で、1部2部等どのカテゴリーを選ぶかは、
1度チームの体験会に参加して肌で感じる以外、
正解に出会う術はありません。

しかし、直近のリーグ戦の成績を見ることである程度
チーム全体のモチベーションがわかります。

たとえば、カテゴリが1部のとあるチームで

2部降格にはなっていないが、
ここ数年下位をさまよっている状況がわかるとします。

1部というブランド力が魅力的に見える一方で、
公式戦では残念ながらほとんど負けていることになります。

また、長らく同じリーグにいると
勝てるチームと勝てないチームは正直だいたい分けられてしまいます。

チーム全体に緊張感がなくなっていまう傾向にあるように見えます。

上を目指して公式戦を勝つ経験を多くしたいいうことであれば、
まずはどのカテゴリにおいても、中位以上のチームから目星をつけていくと
少し見方が変わるかもしれません。

☆Step3  チームのHPやSNSを必ず見て更新の多いチームに絞る

Step2までできれば、だいたいチームの名前も覚えることができるので、
そこからHPやSNSをストーカーのようにチェックしましょう。

それとは別に「選手 募集」などでググるとよく以下のサイトがでてきます。
これもチェックしてもいいですね。
実際、わたしは東京のチームを探す際に使っていました。

都道府県リーグの中でスポンサーがない社会人チームでは
熱い気持ちを持った個人が何らかの志を持って
運営しているところが多いです。
(大学生チームやOBチームを除く)

運営陣がしっかりしているか否かで
今後のチームの成長度がかなり違います。

例えば、ビジネスでも同じですが、
企業がしっかりしたHPやSNSでの定期発信をしていると
魅力的に見えますし、今はもはや必須の時代になっています。

おそらく就職活動時、
企業のHPを見て微妙だったらなんとなく志望をやめたという方も
多いのではないでしょうか?

社会人サッカーチームも同じで、
今facebookやinstagram等のSNSを
ほとんどのチームがアカウントを開設しています。

開設だけでなく、それぞれに仕事がありながら
日々SNSが更新されているチームは
社会人サッカーという趣味の世界において、
本当に力を入れている証拠になります上に、
募集から人が来ることが多い傾向にあります。

また、練習試合なども地域の異なるチームと試合ができる傾向があり、
公式戦でなくとも楽しいことが多いことがあります。

特に、わたしが実際に何件か体験に言って際、
チーム数の多い都道府県ほど如実に現れていた傾向にあります。

★Step4 体験会に参加し、時間・お金は必ずルールに従う

趣味の正解とはいえ、社会人です。
それぞれ都合はありましが、
時間とお金のことは必ずチームのルールに従いましょう。

運営陣は、マッチメイクやグランド代や備品など、
身を切ってチームのために時間とお金を割いている人がほとんどです。

グランドの確保、試合ができる、備品がある
ということは当たり前ではありません。

そこにはユニフォーム代、公式戦登録費、活動費がかならず発生します。

わたしは運営側に回ったことはありませんが、
せめて参加者として当たり前のことを当たり前にするということは
社会人サッカーを通して強く意識するようになりました。

これがなぁなぁのチームは、
試合でボールをとられても負えなかったり、
悪い雰囲気になったときにまとまりがない傾向にあります。

最後まで頑張れないんです。

学生時代、「日頃の行いがサッカーにでも出る」みたいなこと
誰もが一度は耳にしたことはがあるのでしょうか?

わたしは社会人になってようやくこの言葉の意味が理解できました。

まとめ

サッカーを続けるか続けないか。

本当に一度は体験参加からすることをオススメします。

きっと貴重な経験になり、
その小さな一歩が人生を変える大きな一歩になります。

特に平日の夜にでもチームの活動があるチームは本当に最高です。

わたしは、仕事終わりから夜11時まで練習し翌日仕事にも関わらず、
電車に乗って帰っているときのある充実感が忘れられません。

まわりは飲み会終わりの人ばかりの中、
「この電車の中でぶっちぎりで一番幸せものだ」
と毎回思っていました。

他の記事で「動的回復」について言及していますが、
運動することで逆に疲れがふっとびます。

話がそれましたが、
もし社会人サッカーをやろうかやらないか迷われている方に
少しでも背中を推したいと思いこの記事を書きました。

少し長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


まだまだ楽しいサッカー人生を切り開いていきましょう!

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