23.キリシタン墓碑
京都は幕府が政治支配を強化する観点とキリシタンが多かった観点の両面から、当然、禁教令が最も厳密に施行された地域の一つであったが、数多くのキリシタン墓碑が破壊されずに発見されている。表面の磨耗のため文字の判読不能なものもあるが、打刻年号は慶長7年(1602年)から慶長18年(1613年)の12年間に限られる。板碑型のものと、横置の蒲鉾型のものがある。京都市内で発見された墓碑の多くは、京都国立博物館や京都大学博物館、京都考古博物館で保存されている。これらの、墓碑の発見、発掘場所