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彼のピアノが恋しくなる

南アフリカ人のピアニストが来日して1週間。
かなり大変だが、彼女と楽しい時間を過ごしている。

2人でプロとして良い演奏を弾くことはできる。

でも、何か違う。

どうしてもドイツにいる彼のピアノと比べてしまう。

透明感。
男らしさ。
はっとさせるような美しさ。
優しさ。

彼のピアノが恋しい。
本当に泣きそう。

南アフリカ人の友人とは、友情のピアノを弾くことはできる。
彼女のピアノは素晴らしい。

でも、彼女のピアノにロマンチックな美しさがない。

現実的で、面白さはある。

でも、人をはっとさせるキラメキ、キラキラがない。

ドイツにいる彼にあるものが完全に彼女のなかにない。
1番は、一緒に弾いていて楽しくなかったこと。

それが、1番の問題だ。

仲良しなのだけど。
楽しい友人なのに。

彼女のピアノは、私の心に響かなかったのだ。

上手くは弾ける。

ただ、そこにロマンチックがない。

最近出会った日本人の彼のピアノはどうだったかというと。
無味無臭。
個人的には、少しダサい。
何か違う。

どうしても、ドイツにいるピアニストの彼のピアノの良さが際立ってしまう。

彼のピアノじゃなきゃイヤ。

強く感じてしまう。

強く感じてしまう自分自身にも嫌気がさしてしまう。

ドイツのピアニストの彼が私と弾ける日は、しばらく来ない。

今は、いつか弾ける日まで、自分自身を磨き続けるしかない。。

私は、本当にワガママだ。。

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