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その人の成長をイメージできるか

複数の企業からリーダー研修を任されている。依頼主である各社の社長さんからは一応喜びの声をもらっている。関わった人の成長が社の内外で評判になったりすると俺も嬉しい。すごく嬉しい。

研修で俺が何か教えてるものと思われがちだが、実のところ俺が教えるのってとても少ない。物事の考え方やメカニズムを参考程度に紹介することはあるものの、それも教えてるってレベルには程遠い。

じゃあ自分は一体何をしてるんだろうと考えてみた。

研修中は、研修受講者である社内リーダーやリーダー候補の話をよく聴いて、たとえばリピート数を増やすべく実行したことやその成果など、聴いてもよくわかんないことがあれば質問する。

なんとなく彼や彼女が言いたいことの全容を理解できたら、次に何をするつもりか質問を重ねる。質問に対する答を聴いているうちに、彼や彼女のレベルアップした近未来をイメージする。成功を先取りする感じ。

俺が抱いた成功のイメージと彼や彼女の思惑にギャップを見つけたらそのギャップを伝える。見つけたギャップがそのまま取り組むべき課題になることも多い。

本人が描けない成功イメージを質問だの何だのして描けるようにできると、こちらがあれしろこれしろっていちいち言わなくても勝手に何かしら始める。自分のポテンシャルに気付きさえすればあとは放っておいて大丈夫、みたいな。仕事が楽しくなっちゃう、的な。

要は本人のポテンシャルを伝えるのが俺の仕事なんだろう。うまくいったりいかなかったり、時間かかったりかからなかったり、変化としての現れ方も様々。伝え方などもっと上手にできる気もするがどうだろう。

俺の仕事において、目の前にいる人の成長をイメージできるかどうかが鍵になる。自分の成長もイメージしなくちゃね。可能性を信じてね。


世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。