「良知」のつながり
孟子の言葉に「良知良能」というのがある。
人間に生まれつき備わった知能というところか。
陽明学では「良知」という言葉がよく出てくる。自分自身に生まれつき備わっている良知を自覚し、ひたすらに良知を働かせて生きていきなさいと王陽明は言います。
俺は、この「良知」を考えるとき、人それぞれ個別なものとしてではなく全体というか一体というか、俺の良知も彼の良知も彼女のもあなたのも全部がひとつながりなイメージを持っている。
俺に良知が備わっているのではなく、良知っていうなんだかでっかいものの一部に俺という存在がぶら下がってるかくっついてるかしてる感じ。
竹林の地下、目に見えないところですべての竹が、実はひとつにつながってる感じ。地下茎。
なので自分の良知を自覚したり良知を発揮したりすることが、同時に他の人の良知を発動させることにつながってるんじゃないかって思ってる。発動させるって表現に少し違和感あるけど。発動させるというより発動しちゃうってのが近いかなあ。
良知を働かせている人と一緒にいると自分の良知も動き出すよね、きっと。その意味で俺はつくづく人とのご縁に恵まれていると思う。つながっていてくれて本当にありがとうございます。
世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。