映画「燃えよドラゴン」

思いつたら観れるって便利な世の中になったね。

そうだ、ブルース・リー観てみよう、って思ってAmazonプライム。

高速通信バンザイ。みなさんホントにありがとう。

さて観てみましたよ。何年ぶりだろう、前に観たのは中学生の頃だったかもしれない。そうじゃない気もするがビデオ借りた記憶もない。

まずオープニングにしびれるね。オープニングというかテーマ音楽。これほどまでに血が躍るのは、他にはロッキーのテーマくらいだな。

ブルース・リーの肉体も素晴らしく美しい。ちょろい俺はすぐさま腕立て伏せを始めましたよ。さすがにあそこまでは望まないけど、もうちょい脇腹あたり絞って引き締めたいよね。

登場人物の持ち物も味わい深くていい。60年代終わり、70年代はじめなムード。山盛りのトランクケースとか色味もフォルムも最高。コネリーのジェームズ・ボンドを彷彿とさせる。オーデコロンがプンプン臭ってそう。

テキトーに寄せ集められたと思われるエキストラの面々も楽しい。そこでその笑顔はないだろうってのが平気で使われてる。彼らにとっては撮影も遠足気分だったに違いない。そんで毎晩語り草にしてただろう。ブルース・リーのパンチを間近で観たけどそりゃすごかったんだぜ、とか。

単純な展開と少ないギミックでもこれだけ楽しい映画ができるんだね。CGとかでなんでもできちゃう今だからこそ、映画を作る人たちにとっては勉強になるような気がする。そんなの常識かな? 「カメラを止めるな」とか思い出しちゃった。

劇中、少林寺の教えって感じで世界観を披露する場面があって、そこはほんとに、今だから深く共感できるというか、東洋の誇りをハリウッドに輸出してくれてたんだなって感謝すら覚える。

まだ観たことない人はぜひ観てみて。軽い感じ、時間つぶしにちょうどいいって感じなので。けどかっこいいよ、誰も彼もが。


世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。