映画「42〜世界を変えた男〜」
観よう観ようと思いつつ今頃になってしまった。
そりゃ俺にだって辛いことや悔しいこともなかったわけじゃない。しかし話になんないね。
自分の人生を誰かと比べて云々するのはいかがなものかと思うけど、だけどやっぱアメリカとかの黒人差別を(映画でではあるけど)目の当たりにすると、俺なんざホント甘い甘い人生を送ってきたと感じてしまうんだ。
モハメド・アリ、ジェームス・ブラウンなどの伝記的映画や、最近では「グリーンブック」なんかもそうだね、観ていて胸が痛む。
人間には尊厳というものがあって、尊厳というのは互いを尊重することで生まれるものだ。その尊厳を手放したり奪ったりするのも人間である。
今現在も個人の尊厳を脅かしたり脅かされてる人間がいる。自分がそれに加担してるんじゃないかという心地悪さを感じる。見て見ぬふりして甘い甘い人生を抱きしめておくことに罪悪感のようなものも抱く。
人間は、器用に自分の尊厳だけを守ることはできない。彼や彼女の尊厳を守れない者は、自分の尊厳に触れることすら許されないだろう。
タイトルには「世界を変えた」とあるけど、「自分で変わった人間」と「変わらない人間」がいるだけに過ぎない。誰かが世界を変えてくれるのを待ってる人生にはグッドバイだ。
世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。