呼吸を整える、呼吸で調える

夜中にふと目が覚めて、何か気がかりってことではないんだけど目が冴えてしまって。ここでスマホでも見ようものなら眠れなくなっちゃうこと必至。明日も仕事だ、眠らなきゃ眠らなきゃって気持ちが焦ってくる。

眠りたいのに眠れないってとき、大切な人の幸せを祈るか呼吸に集中するかする。大切な人の幸せったって自分のことばかり考えてうまくいかないもので。呼吸に集中すれば思考から少し離れることができる。眠らなきゃとか考えなくなる。

仰向けに寝転んで身体を脱力させる。吸うのが先でも吐くのが先でもどっちでもいい。できるだけゆっくり吸うか吐くかする。吸うのは鼻から、吐くのは口から。口は「あ」の形に軽く開く。

うまくいけば5回ほどの呼吸で眠りに落ちる。うまくいかなくても気にせず呼吸を続ける。

夜中の寝床以外でも、たとえば仕事中とか通勤途中とかでも、立ってても座ってても、なんなら歩きながらでも、ゆっくり丁寧に呼吸するだけで心身が調う感じを味わえる。

ずっとじゃなくていい。気が向いたときだけ、ほんの数回整える。元気が湧いてくる。

心と体が自在に使える「気の呼吸」