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エッセイ

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エレベーター・やさしい人(中島みゆきの歌によせて)・分身の術など あれこれ
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2022年9月の記事一覧

咲いた咲いた彼岸花

咲いた咲いた彼岸花

彼岸花の名所として有名なお寺に出かけてきました。たくさんの彼岸花が極楽へ導くように咲いていました。赤、白、黄色、ピンク!お楽しみください

         極楽へみちびくやうな花の道

        蜘蛛の糸たぐりてみたき急階段

      彼岸花舞い上がらむと空みあぐ

    浄土とは疲るるものよ重き足(川柳か?)

           おわり

生まれ変わったら

生まれ変わったら

朝日新聞に「生まれ変わっても同じ性がいい?」という特集がありました。
今度は男性に生まれたい、と思っていたので、ほとんどの人がNOかと思ったらそうでもないようで、ちょっと驚きました。

イエス(同じ性に生まれたいと答えた人)の人の理由

1.違う性の人生は大変そう
(やってみなくちゃ、分かんないでしょうが)
2.人生をうまくやり直したい
(一度経験しているからそれをもとにして、の意味か)
3.全く

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風に吹かれて

風に吹かれて

風が心地よい季節になりました。
ちょっと離れたスーパーまで買い物に出かけました。

風吹けばさざ波をたて
草の影遊ばせて
命あるもののように
深緑の川
ゆったりと流れゆく

薄衣で涙かくすか女郎花
うすぎぬでなみだかくすかおみなえし

入口が鉢植えコーナーになっていて、ここがお目当てなのです。

皆さん、いい一日になりますように!

故郷の山

故郷の山

 レースのカーテンをふくらませて風が入って来る。大事に育てている
カポックの薄い掌のような葉がふわり揺れる。今頃こんな風が、故郷にも
ふいていることだろう。

 実家の裏庭には、大人二人が抱きついても、指先が届かないほどの太い幹を持つ欅の大木があった。白っぽい幹にあるくぼんだ傷跡は、祖母の話だと戦争中に供出されるため刻まれた番号の痕とのことだった。見上げると枝は四方にすいと伸び、日を透かして見る葉

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