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最近のストーリーの作り方【ChatGPTとWorkflowyで漫画原作を書く】※新作書いてます

半年ほど創作から遠ざかっていて、未完のシリーズをほっぽりだし、ゲームに沼ったり漫画を読みあさったりしていました。沼ったのは小豆長光(刀剣乱舞)、そしてデルウハ殿(『Thisコミュニケーション』)です。余談ですけどこれ読みました?

このなかで「こんな思いをするのならパンやサラミに生まれたかった」とパワーあふれるコメントを捧げられてるのがわが推しのデルウハ殿です。ほんと、やつに関しては、パンやサラミに生まれる以外に愛されかたが思いつかないよな。

しょっぱなから横道にそれてしまった。面白いですよぉ『Thisコミュニケーション』。デルウハ殿の性格が最悪で、好感度の最低値を毎回更新していくんですが、読んだ人ともぜひデルウハ殿の悪口を言いあいたいです。

それはともかく、「推しはいいなぁ、なにか創作したいけど書けないなぁ」と思って過ごしていましたが、ある日、離島でぼんやりした帰りに超新星爆発のごとく新作が降ってきて、高速フェリーのなかで一人、啓示にうち震えることになりました。その勢いは数日経ってもおとろえず、か、書きたい! このイケメンたちの話を!

そういうわけでひさしぶりの一次創作とあいなります。今回はせっかくだから、下手でいいから漫画にしてみたいなあ。ひさびさということもありだいぶ創作手法も変わった、というかいろいろ試してみているので、備忘として記事にしてみました。

ちなみに以前の書き方はこちらに残してあります:

アナログにノートを使い、アウトライン以降はテキストエディタに打ちこんでいく方式ですね。

今回もアナログは使いますが、ノートではなくA3の方眼紙です。後述のChatGPTとの兼ね合いで、大きなもののほうが俯瞰しやすくていいんですね。

ブレスト的に使ってます。

投稿前なのでモザイクかけてます

物語についていまわかっていること、書きたいシーン、キャラ、舞台設定などなんでもここに書きなぐっておきます。用紙が大きいので一枚にけっこうまとまりますよ。

ChatGPTについては、もう説明不要でしょうが、オリジナルのテキストを生成する会話型の人工知能ですね。私も最近、創作の伴走者になってもらってます。

小説執筆のどの段階でも役に立ってくれそうですが、今のところはアイデア出し~プロットのあいだで使っています。

たとえばこんなふうに、最初に大まかなストーリーの構想を提示し、キャラについてアイデアをだしてもらったり

まあ平凡だな

最初にキャラのことを聞いているのは、私が基本的にキャラクターの関係性メインで話を進めるタイプのため。

ここでとがったキャラが出てくるといいなと思いましたが、まあ、なんというか……。でも、せっかく考えてくれたので褒めて先をうながし、じょじょにアイデアを絞っていくような感じです。

これはラノベというより歴史ものハーレクインの文脈だな

こんな感じでいろいろ質問しつつ、設定やストーリー、エピソードを詰めていきます。「いいアイデアですね」とか褒めるといっぱい案を出してくれるのがかわいい。

この会話は対人っぽくて感心したもの

自分が詳しくない領域のことを聞いてみたり

こういう使いかたもいいですね~

ほかにも、「ここまでのやりとりを踏まえて三幕構成でプロットを考えてください」といった質問もできます。

すごい王道、どこかで見た感あふれる

まあ平凡ですしこの通りには書かないでしょうが、叩き台にしてもいいし、メタ的に出してお笑いにするとか、使い道はありそう。

こんな感じでアイデアを出していきます。

まだ質問のしかたに慣れていないのか不発も多いんですが、いいなと思った回答はスクショしたり、コピペしてテキストとして残しておきます。

OneNoteにスクショを貼ってメモ

性質上やりとりが多くなると一覧しづらくなるので、重要な部分だけOneNoteにスクショを貼ってまとめたり、気になった点を方眼紙にメモしたりしています。

それぞれのアイデアの結びつきなんかはアナログのほうがまだやりやすいので、キーワードを抜き書きしたら方眼紙でつながりを作ったり、前後(因果)関係を考えたりしてます。

どちらが先というわけではなくて、ChatGPTである程度掘り下げたらアナログに戻ったり、行き来しながらアイデア出しをやる感じです。

エピソードがだいぶ出そろったら、おおまかに三幕構成になるように並べて、エピソードそれぞれの強弱や感情の盛りあがりを考えたりします。シナリオ的な作法はあんまり意識してなくて、クライマックスになる部分に向けて感情的に盛りあがるようにというくらいです。趣味ですしね……。

その後はアウトライン(プロット)作成になりますね。

これまでアナログのノートを使ってやっていたアウトライン作成については、最近はWorkflowyというアプリを使ってます。

画面はこんな感じです:

公式ブログより画像を引用

私の画面はこんなです:

モザイクかけるとなにがなにやらわからないですね

左側がアウトラインペイン、右側に本文。だいたい1シーン1トピック。

テキストエディタはずっと愛用してるんですが、Workflowyは同期が早いのがありがたいです。出先でもスマホでちょこちょこ執筆できるし、スマホだと音声入力ができるのも助かる。空き時間にトピックをひとつ選んで、音声入力でスマホに話しかけながら執筆というのもよくやってます。

ただWorkflowyで最後まで書くわけじゃなくて、この先はほかのエディタに移ることが多いですね。検索・置換ができなかったり(これができないとキャラの名前を変えたいときに変換できない)、一覧だとノート部分がまとめて読みづらい感じがするので。小説なら投稿サイトのエディタで直接書くか、Meryで書くか。今回のお話は漫画になるかもな予定なので、Clip Studioのストーリーエディタを使ってます。

進捗はひさびさにTodoistを使ってみました。前々作以来です。

カンバン方式は見やすいですね

小説を書くのに使ってた当初は、それこそ設定・プロット・執筆みたいな感じでわけて一日分の作業に落としこんで実行(今日はこのシーンを書くとか)、みたいなやり方をしていたんですが、慣れてくるとあんまりタスク管理する必要性を感じなくなってきて、それで使わなくなったんでしたね。連載方式だったので、いったんプロットができてしまえば、あとは毎日既定の分量を書いて投稿するだけなので……。漫画のほうがタスクが複雑なので、Todoistは向いているかも。

創作の息抜きに創作のまとめ記事作るの楽しいですねw いつもおんなじようなことしてて、似たような記事は前にも書いてました。重複すみません。

漫画の進捗もまたご報告したいです! 描けなかったら小説になる予定ですけどw、いずれにしても二か月くらいで成果物をお目にかけられることを目標にします。

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