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「努力」

中学生のころ、努力という言葉が好きだった。何事も一生懸命やろうとする真面目な生徒だったと思う。勉強も部活もがんばった。

中学までは周りと比べても優秀な方でとにかくがんばれば、努力さえすれば結果はすべて良くなると思っていた。「努力」という言葉にある意味、とりつかれていたと思う。

しかし、高校に入ると変わっていった。まず、日々の課題の量が多くマルチタスク思考が乏しい私は毎日それをこなすことに追われていた。高校生活は落ちぶれていたわけじゃないが、努力を積み重ねることから遠ざかっていた。なぜなら、積み重ねる途中で辛いことや苦しいことにぶつかるのが怖かったからだと思う。友人関係もそうだった。クラスで浮くのが怖くて全然自分から話そうとしなかった。自分を傷つけるものから身を守るのに必死だった。

今朝久しぶりに新聞を読んだら、13歳の男の子の意見に日々の積み重ねや努力を怠ってはいけないという投稿があった。友人に頭を良くする方法を聞いたら、毎日の復習をして積み重ねることだよといわれたそうだ。これは、勉強だけに当てはまらない。日常すべてに言える。努力して自分の弱さを感じてしまうことを恐れないように。怖いことも全部踏まえて飲み込んで、今目の前のことや将来と向き合っていきたい。

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