ベンチャーからクライアントワーク大企業に転職して半年経ってないが、辞める決意をした
前のベンチャーを辞めたことを後悔はしていない。転職先の今の会社に入ったことも後悔はしていない。
しかし、退職しようと思っている。
辞めたい理由はなんだろう。
この半年、何も得ていない
この半年、いてよかったなと思うことがほぼない優れた人、尊敬できる人がいない
面白い人がいない
これがやりたかったんだっけ?と思うような仕事しかない
クライアントワークは合わなかった
自分の知り得ないことや動かせないことが多く、自分の今後を見通せないことへの不満
大企業で享受できるメリットに、魅力を感じなかった
毎日退屈だ これをあと10年続けられる? 無理だ
補足
ベンチャーのときは、人の3倍速で新しいことを吸収していた自覚も他覚もある。半年は、置き換えれば一年半分。本当は一年半分の成長や充実感があっていいはずなのに、私は半年前と変わらない。むしろ、半年前よりも判断力や作業能力が落ちているかもしれない。今も落ち続けているかもしれない。あのときできたことは、どんどん遠ざかり、今は強みとしてアピールできていても、どんどん薄れて、過去のものに。
みんないい人。真面目でいい人。でも、それ以上ではなく、今のところ誰かから何かを学ぶことができていない。誰かに教えること、与えることがあっても、逆はない。周りを変えて欲しいと期待されているけども、私も誰かから学び気づきを得ていきたい。それができる環境でない。コンサルとかクライアントワークの会社はもっとプロ集団かと思っていたが、当社は素人がたくさんいるようにみえる。みなその都度切磋琢磨という名の右往左往。はいいけど、これはクライアントには見せられない。大手コンサルは違うんだろうけども。
みんないい人。真面目でいい人。でも、平均的で、変わったことを思いついたりワクワクするような行動を起こす人がいない。こんなにたくさん人がいるのに!それは悪いことではないけれど、私には物足りないようだ。
この半年やった仕事という名の作業たちは、別にやりたかったことでもなく、これからの未来のために必要な我慢や修行でもなく、私が得てきたものを活かせているものでもない。できなくはないけれど、別にやりたいわけでもないし、私じゃない人がやっても結果が同じである。おそらく採用した上司らが期待した動きでもない。
サービスを作る楽しさ、リリース前の高揚感や燃え尽き感、ユーザーに届いていることの実感や、数字を伸ばすことの大変さと楽しさ、自分のアクションが事業を伸ばしたという達成感…が、自分には大事だったんだと気づいた。クライアントワークでは、クライアント企業の事業の表面を掠るだけのことしかできない。提案や運用をしている人たちは深く関わってやっていると思っているかもしれないが、事業側にいた自分からみたら、ほんとうに表面的。違うんだ、もっと自分ごとに感じて熱中したいんだ。
会社で起きていることを把握して理解してできることをやりたい、会社のコアで自分ができることをやりたい。会社で起きていることに対する考えを声に出したい。それをベンチャーではやっていた。役員になれたことで、その機会が増え、それが自分の思考力や判断力を磨いていた。大企業はそれはできない。起きることは決まってから落ちてきて、それに意見はできない。言う機会は当然なく、言えたとしても変わらない。今後自分が所属する組織もメンバーも業務内容もわからない。それでどうやって今後のキャリアを考えればいいのやら。
雇用は守られている、自分が必死にならなくとも回る、ゆるゆるやっている人がたくさんいるけど別に問題視されない、自分の目標がとりあえず達成できればよい、目立たないからラク。悪いことじゃないけど、別にこれを求めてもいない。
この退屈、そう退屈な仕事を、あと10年、20年、のらりくらり続けられない。ヒマでいいじゃんと言われるけど、人生の三分の一の時間を退屈だなと思いながら過ごすなんて。もったいない。
反対に、辞めない選択をする理由も考えてみた
ゆるゆるやっていても今のところ怒られないし、給料は担保されている。
みんないい人、人は良い。
せっかく採用してくれたのに申し訳ない。
せっかくこの半年近くフォローしてくれた上席に申し訳ない。
せっかくPCキッティングなど準備してくれたのに申し訳ない。しかもスペックのわがままに応じてもらった。
エージェントに高いお金払っているだろうから申し訳ない。
案件途中で離れるので申し訳ない。しかも割と自分アイデアではじまったものとか。
弱いな、、。
やはり辞めよう。
なぜこうなったんだろう。
求人情報の募集要項のテキスト上は、やりたいことやできることと合致していたのに。
このミスマッチの原因を言語化せねばならない。言語化して、会社のせいにしないように、意向を伝えなくてはならない。
言いにくいけど、いっときの気まずさよりも、その先の10年とかのが大事だ。
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