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真実も正しさもない世界の中で、何を信じて生きていくのか?

私は基本的に文字のコンテンツが好きだけど、どんなに長い動画でも、この方発信はこの方の口から聞きたいと思う人に出会えましてね。

それが、実業家の佐藤航陽さん。
佐藤さんはあまり露出しないので、数少ない動画や著書を見ているんですが本当に本当に面白い方なんですよ、天才やと思う…。

だってね、早稲田を中退して起業、その後の事業を成功させて上場もさせた経歴の持ち主なのに

成功はね、運ですよ~
お金儲けに人生の時間をかけている暇はないんですよね~

ってアッサリ言ってのけるし(笑)←しかも嫌味も何もなく根拠もあるw
メタバースの本を出している佐藤さんだからこそ取材が来るのに

僕の代わりに同業を出してください

って言っちゃうし(笑)その上で極めつけは、

地球をもう1つ作る!

って言って、SNSのアカウント含めて姿を消した時期もあったらしい。
(もちろん姿を消した意図はキチンとあって、それも語っている)

なんて面白い人!!!笑


メタバースも宇宙事業もぜんっぜん興味ないんだけど、佐藤さんという生き方や人柄にすっかり魅せられてしまい、今著書も読ませてもらっています。

ここまでのエピソードでめっちゃくちゃ賢くて面白い人だというのは言うまでもないんだけど、言語化能力の高さがズバ抜けていらっしゃって、一つひとつの言葉のセンスが異常に光ってるのがね。

流れるように語るし冷静で知的なんだけど、根底には哲学思想的な部分が存在していて、でもそこに固執し過ぎず柔軟でもあって…みたいなバランス感覚が美しい。

しかも語られることの数々は自らの経験に裏打ちされているので、机上の空論では全くないのが凄みで。
こんなに面白い!って思うビジネス界隈の方、久しぶりに出会いました。


って、前置きが超絶長くなったんですけど(笑)
そんな佐藤さんが、この動画で言っていた話が面白かったのですよ~。

2040年頃を目処に私たちの生活にAIが根差していくと、頭の良さや容姿で他人と比べることは無くなる。

AIは人間が元々持っている知能を拡張させるので、誰でも絵を描ける、誰でも上手に歌を歌える、誰でも〇〇を知っている……みたいな状態になるわけですね。
容姿においては、イケメンだろうが美人だろうが、バーチャルの世界でいくらでもいじれると(笑)


となると、今の社会の格差を作っていた要因がAIによって消える可能性がある。
つまり、人々の優劣を能力で決めなくなる日が来る。


じゃあ、この世界の真実が何なのかを知っている、という部分においてはどうか?


SNSもまだまだ残存するし、暴露的なものも止まらないし、イーロンマスクみたいな人物もいるわけで、今までよりも真実は明らかになりやすいのでは?という問いに対しては、

「どれだけ告発や暴露があったとしても、真実が何かということが分かることはない。デマでの火消し合戦になるから、結局葬られる。真実は分からないのだ」と。


能力差もない、容姿の差もない、真実も分からない、
そんな近未来の社会において、私たちは何を拠り所にするのか。


そこで佐藤さんがおっしゃっていたのが「言葉にできないもの」
主には、私たちの中で瞬間的に湧きおこる感覚(好きか嫌いか、良い感じか、嫌な感じか)ですね。

まとめれば、論理や知識能力が主軸だった世界が終わり、AIでは判断できないような

極めて人間的な部分に回帰していくのではないか。



ここまで聞いて思ったのは、やっぱりそうだよね!ってこと。

今後ますます大事になるのは、
自分の感覚をいかに研ぎ澄ませて生きることができるかどうか。

自分の感覚こそが「何を信じる」「何を頼りに生きる」の最たるもので、絶対に無視できない、しちゃいけないものじゃないかなぁと。

ここに尽きるんだと思っていたけど、より確信が強まったのです。

AIがどれだけ人間的な部分をコントロールできるのかは全く分からないけど、感情や感覚の部分って誰の生身の身体にも直結しているじゃないですか。

もし一時的にAIが支配出来たとしても永続性はないだろうし、感情感覚が完全に無くなれば、それはもう生きている意味を見失うのと一緒だし。


私は2021年の暮れにある方と話していて、その時から「2025年までにどれだけ自分の土台を創れるかがその後の人生をかなり大きく左右しますね」という話をしていて、
その土台というのは、感覚・感情なんですよ。間違いなく。
理論や知識、正しさや間違いでは測ることのない”絶対”的な世界。

だから今「自分がどうしたいのか分からん」っていう人が増えているのは良いことで、
むしろ気付いている人ほど本腰入れて自分の土台作りに励むといいんじゃないかなって思っている。


私自身も2021年暮れの時点でそこにコミットする!って決めた後から、やっぱりそういうご縁がどんどん繋がって行ったし、身体の変化は大きい。
目に見える変化になるのはちょっと時間が必要だけど、間違いなく良い影響ばかり。


だって、自分が何が好きで、何をしたくて、何が美味しくて、何に幸せを感じるのかが分からないって、
ものすんごいフラストレーションじゃない?

逆に言えば、そこさえ分かればいくらでも打開策が打てる。行動の方向性が分かる。

だから私が個人的に思っているのは、2025年までは目に見える数字や結果に執着するよりも、
目に見えない土台をいかにしっかり磨けるかのほうが長い目で見て超大事だと思う。結構、その後の人生を左右するなぁ。

って書いたのも、私が自分自身の中で見たり感じたりする中で信じていることだから、
きっと読んでくれているあなたとは、また違うのだと思います。

さあ、何を信じて生きていきましょうかね。凄い時代だね。

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