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ロングスリーパーの持論

 日曜日の夜ほど時間が必要な時はない。明日からの労働が嫌すぎて涙が出てくる。幸い今は時短勤務なので24時に寝ても7時ぐらいに起きれば良いので7時間の睡眠時間は確保出来るわけだが、僕の場合必ず深夜3時ぐらいに尿意で目覚めてトイレに行かなければいけないのでもう少し現実逃避するための時間が必要になる。
 冷静に考えて2日しか休日がないってそりゃ国民のストレスも溜まるよ。中には1日しか休みがない人だっているし、7日間ぶっ続けで働かなきゃならないっていうハードライフを送っている人だって存在する。仕事が楽しくて仕方ないっていう人はそれでも苦じゃないかもしれないが、僕のように内心で「なんで俺がこんなことやらなきゃいけねーーーーーンだよ!誰か他の暇してる奴らにやらせろやこんな仕事!」と思いながら仕事している人間もいるわけで、そういう人が7日間ぶっ続けで労働しなければならないケースを想像するとなんというかもう眼球から光という光が失われてくる。非常に不憫でならない。
 日本の労働形態は終わっているとかよくインターネットで揶揄されているけど、かといって海外の勤労形態が好ましいものであるかといえば必ずしもそうだと断言はできないだろう。海外の方が「使えない奴はすぐクビだ」、というような実力主義的傾向は強めな気がする。あくまで気がするだけですが。隣の芝生は青いとはよくいったもので、結局その職場においての環境、人間関係などによって仕事辞めたい欲は左右される。それが日本であろうと海外であろうと同じことだ。
 ただ、日本人はなんというか、傾向的に(あくまで傾向的に)臆病かつ思っていることを対外的に言わず内に溜め込みやすい性質を保有しているので、海外よりも労働に対するストレスを如実に感じやすいのではないかという気もする。辞めたい職場も一応世話になった人間への恩義を少なからず感じたり、辞めるということへの世間的な心証により後ろめたさを感じたりしてすぐには辞められない。そういうのを一切気にしない性格なら良いのだろうが、なかなかそうもいかないのが現状である。
 仕事を辞めて無職ニートに成り下がるという例を除けば、仕事を辞めて別の仕事を始めるというのは新しい人生の第一歩として祝福すべきことなのではないだろうか。まずは仕事を辞めるのが悪だという風潮を完全的に撤廃することがこの国から過労自殺、労働によるストレスを減少させるための必要条件である。そして他人からどう思われるかを過度に気にしないことだ。といっても日本人は他人からどう思われるかを過剰に気にするのでこれもなかなか難しい話ではある。他人が自分のことをどう思うのかという想像力は他人が快適に暮らせるためのベクトルのみに働かせるべきであり、他人のなかの自分の人物像を美化させるために使うべきではない。要はプライドを持つのもほどほどにしろということだ。

 ここまで長々と書いてきたけど僕の今の精神状態は明日仕事に行きたくないという溢れんばかりの想いが強すぎて胸が張り裂けそうになっているという極めて危険な状態なので、もしかしたら本心では思ってもいないことを書き連ねているかもしれない。
 正常に脳を回転させながら文章が書けるようになるためにも早く週休3日の世界を実現させてほしい。


おわり


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