フリー税理士のポジショニングには、3つのコミュニケーションが大切だった
こちらの記事は会計人向けの
キャリア戦略についての記事です。
こんにちは。渡辺年弘です。
平成21年税理士登録、会計歴16年目。
雇われない、雇わない、
フリーランスな生き方をしています。
今日は会計人としてのポジショニング
を検討するために必要な「2つ目の軸」
についてです。
「専門化」軸に何を掛け合わせるか?
私の結論は「コミュニケーション」です。
そこは3つのスタイルがありました。
✅ティーチャー
✅ファシリテーター
✅ご意見番
なぜ、コミュニケーションを選んだのか?
理由は3つあります。
1つ目は
「平凡な分析は意味がない」です。
ポジショニング分析は通常2軸・4象限です。
2軸は顧客の購買決定要因から選ぶので、
ついつい”価格”を選んでしまいがちです。
しかし、それではイマイチです。
専門化×価格では、
ありきたりな分析結果に終わります。
2つ目は、
「リモート会議の浸透」です。
この1年で一同に会しての会議は、
一気に減りました。
会計報告がリモート会議になり、
相手に理解してもらうためには、
今まで以上にコミュニケーション技術が
必要だと感じています。
3つ目は、「AIの普及」です。
統計処理的な演算の分野では、
人はAIには勝てません。
いずれ税理士の会計帳簿点検は、
税務調査リスクの診断も含めて
ほぼAIに置き換えられると予想されます。
その時、私たちに残るものは?
”考えて、それを伝える”
ことではないでしょうか。
リモート、そしてAIの時代に
お客さんに体験してもら価値として、
「コミュニケーション」を考えます。
会計専門家の3つの立ち位置
まずは「ティーチャー」について。
計算結果、法律解釈やメソッドを解説していきます。
会計専門家の基本的なポジションです。
現代の専門家は、
専門用語をつかったら負け、くらいの
わかりやすさを心掛けていくべきです。
2つ目の「ファシリテーター」では、
逆に私たちが半分以上しゃべっていたら、
その会議は失敗かもしれません。
議題となる論点を提示し、
参加者の意見を引き出し、
それらを整理、集約して
会議をゴールに導くのが役目です。
3つ目は「ご意見番」。
急所を突く意見を言える人です。
言い換えれば
「言ってはいけないことを言える人」
です。
地雷を恐れず、本音を言えるかどうか。
私たちの勇気が試されます。
まとめ
フリーの税理士としての自分を
1つの商品として見直し、
打ち出し方を検討する軸として、
「専門化」に掛け合わせるものを、
「コミュニケーション」としました。
そして、お客さんへの立ち位置を
・ティーチング
・ファシリテーター
・ご意見番
とわけて考えてみました。
お客さんの報告会に応じて、
意図的にこの3つの
立ち位置を使い分けることで、
より信頼される会計人になれると思います。
私もうっかりすると
オブザーバー(見学人)
になってしまっている時間帯があるので、
気を付けていきたいです。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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