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【就職活動】【雑感】『憧れ』や『かっこよさそうだから』でコンサルを目指しちゃだめですか?

(このnoteは3分で読めます。約2,200文字)
就活生向けOB/OG訪問アプリMatcherを、私は社会人側で利用しています。面接練習やES添削をしたり、どんな仕事をしているかということを就活生に対して話しています。私は現在、コンサル業界にいるのでコンサル業界を目指す就活生の皆さんとお話する機会が多いです。

コンサル業界の志望動機についてお伺いすると、コンサルタントという肩書に対する『憧れ』や『かっこよさそうだから』という志望動機が本心にある方は少なくありません。私は『憧れ』や『かっこよさそうだから』という理由でコンサル業界を志望することになんの問題も感じません。むしろ、『そりゃそうだよねぇ』と共感するほどです。

しかし、『憧れ』や『かっこよさそうだから』と面接で話せば、(一部面接官にはウケる気がしますが。)お祈りされてしまうことの方が多いかと思います。故に、就活生は必死になって志望動機を考えるわけですが、そもそも『憧れ』や『かっこよさそうだから』でコンサルを目指しちゃだめなんですかね。

このnoteでは、『憧れ』や『かっこよさそうだから』でコンサル業界を目指すことに対する私の主観を書きます。先にお断りしておきますが、私は新卒でITベンダーに就職した後に総合コンサルティングファームに転職した身です。つまり、新卒就活ではコンサル業界への就職活動をしていません。その意味では、新卒コンサル業界就活を知りません。あくまで、一個人の主観ですので皆様の広いお心で読んでいただけると幸いです。

✅1、たいそうで、ロジックの通った志望動機が求められるが、それは正しいのか

これはコンサル業界への志望理由だけに求められることではなく、おおむね他の業界にも共通している気がしますが、志望動機にはたいそうでロジックの通ったものが求められます。(色々と反論はあることは重々承知ですが、雑に議論を進めさせてください。)

まずマクロな観点から『日本の製造業を何とかしたいんです!』的なことを述べて、そのあとに『そう考えた理由は、○○という体験があって~』という説明が、面接では繰り広げられます。

誰かを説得する上で、就活の場合は面接官ですが、大義名分とロジックが必要であることに異論はありません。しかし、『その志望動機が本当にあなたの本心なの?』と違和感を覚えます。本当は大義名分やロジックがあるわけではなく、もっと純粋な『憧れ』のようなものではないかなと思うのです。そして、意外にもその『憧れ』こそが重要なのではないかとも思うのです。


✅2、子供の時に始めたスポーツやゲームはただ純粋な『憧れ』ではなかったのか

皆さんは子供の頃からやっているスポーツや趣味はありますか?社会人になってからはやっていませんが、私は水泳をやっていました。始めたのは小学校に入る前でした。なぜ、水泳を始めたかと言うと理由は単純です。泳いでいる人が『かっこよかった』からです。単純な『憧れ』でした。

そんな『憧れ』から始めた水泳も10年以上続けました。特に大義名分があるわけでもなく、『水泳は全身を使うスポーツなので健康にも良い』といったロジックがあるわけでもありません。水泳をやっていると、学校のプールの時間にしばしばお手本としてみんなの前で泳ぐことがあります。たまらなく気持ちよい瞬間です。全員の視線を集めることができます。まさに『かっこよかった』という『憧れ』に自分自身がなれたような気持でした。

何かを始めるときの理由、何かをやり続ける理由は『憧れ』のように単純なものではないかと思うのです。誰しもが最初は明確な理由なく、ある物事に興味を持ちそれを始めてみるのです。子供の時に何か始める際、たいそうでロジックの通った理由はありましたか?そんな難しいことは考えないはずです。

にもかかわらず、就活になるとそういったことが求められます。そもそも、コンサルタントとして働いたことがないのに、立派な志望動機を求める方がおかしいのです。だってやったことがないんですもの、分かるわけがないではありませんか。明確な『憧れ』があるのであれば、面接官はそれを一定数評価しても良い気がするのです。


✅3、とはいえロジックが求められるので適当なものを用意しましょう

とはいえ、志望動機にはロジックが求められます。案件/プロジェクトベースで動くコンサル業界の志望理由は、プロダクトを持っているような企業が大半の製造業などに比べて志望動機が書きづらいのではないかと思います。

別のnote記事でまとめたいとは思いますが、こういった場合は構造的な話を書くのが良いと思います。決して『やる気』を押し出すことはお勧めしません。ガッツはレッドオーシャンですので。

構造的な話とは前述した『案件/プロジェクトベースで動く』という部分です。『案件/プロジェクトベースで動く』と何が良いのか、他の業界とどういった差異が生まれるのか、そういった構造的な話を出したうえで志望動機を組み立てるとロジックが通った志望動機が書けるのではないかと思います。


✅4、まとめ

『憧れ』を引っ提げて就職活動することに関する私の主観を書きました。主に書きたかったことは、誰しもが『憧れ』で子どもの頃に色々な物事を始めるのに、就職活動において『憧れ』を否定することに違和感を覚えるということです。

いいじゃないですか。憧れがあるってことはとても素敵なことです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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