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『心が折れない』のではなく『心が折れても気にしない』だけ

『鋼のメンタル持っているな、この人。』と思う人いませんか?

前職のプロジェクトマネージャーは、お客様にどれだけ怒られても次の定例ミーティングではケロッとしていて、『この人、メンタルがバグっているな。』と思っていました。

私は、普通に心が折れます。
怒られれば凹みます。プレゼンの前は緊張もします。
でも、不思議とメンタルを病むことはありません。

ここでいう『心が折れる』は、特定の事象の結果気分がマイナスになる状態という意味合いです。
対して、『メンタルを病む』は、『心が折れる』影響で長期間にわたりマイナス状態から脱することができず、他のことが手につかない状態という意味合いです。

このNOTEでは、心が折れてもメンタルを病んでいない自分自身がどのような思考をしているかを考察します。仕事や私生活でメンタル病みそうになった場合の1つの対処法として参考にしていただければ幸いです。

✅対処法①:どうせ誰も気にしていない

大人数に対してプレゼンをする前、どうしようもなく不安になることがあります。緊張に緊張を重ねた結果、プレゼン本番で失敗し心が折れたとします。

そんな時は、『どうせ誰も私のプレゼンなんて気にしていないから、どうでもいいや』と思うようにしています。実際、プレゼンで失敗したとき『あの部分の○○って結構やばいかなぁ。』と同僚に聞いても、『いや、別に気にならなかったよ。』と言われます。

案外、相手の記憶にはほとんど残っていません。
どうせ誰も気にしてないんです。

✅対処法②:どうせ自分の代わりはいくらでもいる

『自分が何とかしなきゃ!』と当事者意識をもって頑張った結果、失敗し心が折れたとします。
そんな時は、『どうせ自分の代わりなんていくらでもいるから、どうなってもいいや。』と思うようにしています。

1つ例を出します。結構好きな例です。
Appleのジョブズが亡くなった後、CEOはティムクックになりました。ジョブズがAppleに復帰した後、業績は右肩上がりでした。

しかし、CEOがティムクックになった後も、変わらず業績は上がり続けています。

あのジョブズでさえも代わりがいるのです。私の代わりなんていくらでもいるでしょう。

私がいなくなったところで、そりゃ最初はバタつくでしょうが、時間が経てば普段通り組織は回っていきます。
心が折れても、『まぁどうせ自分の代わりなんていくらでもいるから気にすることはないさ』と立ち直ることができます。

※ちなみに、私は『他に代わりなんていくらでもいて、自分が失敗したところで組織は結局回っていくんだから気にしなくて良くない?』という発想になるのですが、『自己肯定感がない人は、代わりの人がいくらでもいると考えてもメンタル回復にはならない。』という意見をもらいました。こちらが多数派意見でしょうか。みなさんはどう思いますか?ぜひコメントで教えてください。

✅対処法③:暇をなくす

心が折れた結果、メンタルを病んでしまう場合、
心が折れるという状態を長時間継続していること考えられます。
要するに、失敗したことを考えすぎなのです。

そういった場合、どんどん他のことに着手するのも1つの手です。
暇をなくして他のことを考えることによって、心が折れるという状態を断絶させることができます。

対処法③:暇をなくすについては過去のNOTEで詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください。
『皮肉過程理論』から考えるメンタル回復法

✅心は折れておいた方がいい

心が折れたことがないというのは実は危険な状態じゃないかと考えています。心が折れたときにどう対処したらよいかを分かっていない可能性が高いからです。

心が折れたことによって、次にどう対処したらよいか自分自身の経験として考えることができます。

漫画『スラムダンク』には、絶対無敗の王者山王が無名の湘北に敗北するというシーンがあります。
その時監督は「負けたことがあるということがいつか大きな財産になる」と選手に声をかけます。
まさにその通りだと思います。

✅心が折れてからどれだけ早く持ち直せるかが大事

心が折れてからどれだけ早く立ち直ることができるかも重要です。早く立ち直った分だけ時間的な余裕が生まれるからです。

アメリカのダレル・ロイヤルというコーチが選手たちに向けた手紙でも下記のように出てきます。

打ちのめされたことがない選手なんて、かつていたことがない。
ただ一流選手はあらゆる努力をはらって速やかに立ち上がろうと努める、並みのフットボール選手は立ち上がるが少しばかり遅い、
そして敗者はいつまでもグランドに横たわったままである。

手紙の全文が読みたい方はぜひ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/11079.html

✅まとめ

心が折れた経験をしておくことによって、次に心が折れた時の対処法を得ることができます。

立ち直るまでのインターバルが短くなることで時間的猶予が生まれます。

心が折れた時は、
①どうせ誰も気にしていないと考える
②どうせ自分の代わりはいくらでもいると考える
③暇をなくす

を実践してみてください。立ち直るのが早くなるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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