川端 景

人が丁寧に紡いだ文章を味わいたい、自分も人に味わってもらえるような文章を書いてみたい。…

川端 景

人が丁寧に紡いだ文章を味わいたい、自分も人に味わってもらえるような文章を書いてみたい。そう思ってnoteをはじめました。

最近の記事

幸せは肌からやってくる。

幸せはどこで感じているか?それはもちろん脳でしょう。 では幸せはどこからやってくるのでしょう? 富から?名声から?お金から?環境から? 私は”肌”からやってきているのではないかと思うことが多くなった。 私は仕事が変わりよく歩くようになった。 そこで初めてハイテクスニーカーというものを買った。 流線形をしていてクッションが厚く、いかにも早く走れそうなタイプのもの――ようするにハイテクを駆使したスニーカーが一般にそう呼ばれる。 ブーツや革靴しか履かない人間であった私はその履き

    • 小説の主人公バイアス

      小説は小説家によって書かれる。 何を当たり前なことを!と考える前に、もうすこし思考を巡らせてみたいと思う。 小説の主人公は小説家によって生み出される。 主人公は総じて作者の思想や理念から大きく逸れていることは少ない…と考えても差し支えないのではと思う。 とすると、小説の主人公は、本をよく読んで、言葉を操ることに長けた著者になにかしら通じるものがあると考えても良いのではないだろうか? だから主人公に共感できたり、主人公に感化されたりする時は、自分の中にも少なからず小説の著者と通

      • 読書の必携品?「ゴリラの鼻水」

        みなさん、本読んでますか? 私は電子書籍も大好きですが、1:1くらいの割合で本で読書します。 ぱっと開いた時のフォントやフォントサイズが形作る本の中の顔、 本によってこの顔が全然違うのが紙の本を読む醍醐味だと勝手に思っています。 とはいってもやはり、本による読書体験の不可欠かつ官能的な動作といえばページめくりです。 しかし、ストレスが生じやすい二面性を持ち合わせてもいます。 "すべってページがめくれない" 私の手は極度の乾燥肌で、指を押し当ててはまずめくれません。 実はそん

        • 塩の派閥とAI

          藻塩、粗塩、抹茶塩。 ごま塩、アジシオ。 最初の三つは連濁して「じお」になる。 後の2つは「しお」のまま。 みんなおんなじ様な顔をしてるのに、ね。 調べてみると連濁は明確にルールにはできないそう。 雪化粧は連濁するのに白胡椒は連濁しない。 こういうのがあるから日本語が難しいっていわれちゃうのかも。 高度なAIは高度な文脈理解をもってして実現するはずだと考えられていた過去。 現実のchatGPTのような高度なAIはひたすら会話の応酬を学習させた末に実現した。 人間も

        幸せは肌からやってくる。

          スーツとはジャズである…?

          私は俗に、スーツを着る仕事というのを今までしてこなかった。 単にそういう仕事に恵まれなかったといよりは、そういう仕事を選んでこなかったからだ。 スーツを着て仕事をする自分が想像できなかったし、第一、スーツを着て仕事したくないという漠然とした考えがあった。 きっとサラリーマンの印象自体が良くなかったからだろう。 10台20台前半特有の社会・体制に反抗したい気持ち…これを更新する機会が自分には訪れなかった。 結局ぼやっと、「スーツ着て仕事したくないなあ」という気持ちだけが残ってし

          スーツとはジャズである…?

          ダイエットの評価基準

          ダイエット…ダイエット。 そう、ダイエットは万人の関心ごとであり、 無限とも言えるほどの情報が存在します。 そんな太りつくしたダイエット情報に、今日私も少し餌をあげてみようと思います。 ダイエットの方法は各人それぞれこだわりの方法を探っていることと思いますが、その評価基準はどのようなものでしょうか? ずばり、体重ではありませんか? 一番簡単にわかる指標です。 もちろん体重がスルスルと減ってゆけば全く問題ないのですが 筋トレなどを行って体づくりをしていると逆に体重が増えるよ

          ダイエットの評価基準

          最近のゲームのレベルアップのお話。

          最近『Horizon Zero Dawn』と『Ghostwire: Tokyo』というゲームをやった。 両方ともに高く評価されているゲームという点では共通するものの、 コンセプトやゲームのプレイ自体は大きく異なるものである。 しかし、そんな2つのゲームに意外な共通点がある。 レベルアップのデザインだ。 両ゲームともレベルアップ効果が、 「HPが微増+スキルポイントの入手」である。 そう、攻撃力やら防御力やらその他のステータスは上がらないのだ。 キャラクターの強化は基本的にス

          最近のゲームのレベルアップのお話。

          土曜日を殺さない

          「金曜の夜だから夜更かししちゃおう」 「なんだかお風呂に入るのも面倒になってきたから明日起きてからでいいや」 「好きなだけ寝まくろう」 こう言ってどれだけの土曜日を私は殺してきたのだろう。 殺してきた自覚さえもなかった。 だが、今日は違う。

          土曜日を殺さない

          処方:noteの記事(350 words)

          私はついつい物思いに耽ってしまうタイプだ。 行動を起こすより頭でシミュレーションするほうが楽で、よく思考の波に呑まれてしまう。 考えすぎに対する答えを、これまた考えてひねりだそうとしてしまうのだ。 悩みとの向き合い方を考えて哲学の勉強をして、また物思いにふける。 これもまた楽しいのだけれども、やはり書き出してしまうのが今は一番スッキリする。 書くという行為は、思考の川の流れを少しゆっくりにしてくれる。 今まで見えなかった 川に流れているもの を見えるようにしてくれる。 今日

          処方:noteの記事(350 words)

          長時間睡眠者《ロングスリーパー》を求めて

          最近、ショートスリーパーの話題を目にすることは多い。 若手の実業家は自分がどれだけ短い睡眠でやっていけているかをしきりにアピールしているし、医師はそれに対して「ただ無理をしているだけだ」なんて言って議論が行われている。 私はそんな話題からは縁遠いロングスリーパーだ。 といっても1日12時間寝ないといけないというような極端なものではない。 ”毎日8時間寝ても、まだ寝足りないと体が判断する”程度のものだ。 私はこの微妙な必要睡眠時間の長さに苦しめられている。 極端に睡眠時間が

          長時間睡眠者《ロングスリーパー》を求めて

          突然はじまった「読む」

          私が突然読書にはまったのは今年2023年、37歳になってからだ。 今回はそのきっかけを話してみようと思う。 それまではゲームとX(旧Twitter)をしてその間に音楽をやるような人間だった。 TV・映画・アニメなども、気になった作品は見るものの、積極的にそれらを摂取することはなかった。 とりわけ本に関しては「読んでみたい」という気持ちを抱くことなくこの歳まで生きてきた。 学生生活以外で自主的に読んだ本といえば、ただ1冊「ハリーポッターと賢者の石」だけだ(中学生のころ、映画化も

          突然はじまった「読む」