小説の主人公バイアス

小説は小説家によって書かれる。
何を当たり前なことを!と考える前に、もうすこし思考を巡らせてみたいと思う。
小説の主人公は小説家によって生み出される。
主人公は総じて作者の思想や理念から大きく逸れていることは少ない…と考えても差し支えないのではと思う。
とすると、小説の主人公は、本をよく読んで、言葉を操ることに長けた著者になにかしら通じるものがあると考えても良いのではないだろうか?
だから主人公に共感できたり、主人公に感化されたりする時は、自分の中にも少なからず小説の著者と通じ合える部分があったのだと感じるようになった。
これに気づいてから小説を読むのがもっと好きになった。

まだまだ続くよ読書の道は。


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