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読む速度ってどうしたら速くなりますか?

こんにちは。
あさこです。

今、経営者の集いなどで読書について
もしくは朗読による感覚の共有などを
実施しているのですが、
そんな中でご質問をいただきました。

ご質問があるって、本当に素晴らしいです❤️
年配の経営者の方からのご質問で、
読むのが遅いということを悩んでおられたので
今日はそこのあたりに切り込んで行きますね。


1 そもそも読むのが遅いってダメなの?

ここで私がこのかたに伝えたのがこの1の疑問です。

「読むのが遅いのってダメなんですか??」

って。
そうしたら、その方は顎に手を当てて考え込んでました。

なので次に

「読むのが早いと何が良くて、遅いと何がダメなんだと感じていますか?」

と聞いてみたんですよね。

そうしたら、

「あさこさん、読むのが遅いって頭が悪いってことでしょう?」

ってお話になって・・・。
ちょっとポカンと口を開けてその方のことを見てしまいました😅

このかたのように、
どんなに立派な長く続いている会社の社長さんや、
個人店の店主さん(事業主)の方でも、

思いっきり、思い込みがある

っていうことです。
びっくりしたけれど、
いいか悪いかというジャッジに基づいた思い込みは、
あまり楽しい結果につながらないので、
お勧めしませんよ?というお話になりました。

2 はやく読める人、読むのが遅い人

では、読むのが早い人と遅い人の違いってなんでしょう?

それは、

言葉に対する接し方

だと私は考えています。
私はたくさんの方に出会い頭に本の話をしてきたのですが、
それらを総合すると、

速く読める人というのにも2つタイプがあって、
①自分が求めていることだけを拾える人
②本を読み切ることにこだわっている人
の二つ。

逆に読むのが遅いという人にも2つあって、
①言葉自体をじわっと時間をかけて味わいたい人
②一つ一つの言葉自体の理解に時間がかかってしまう人
の二つ

そして、
どちらがいいということではなくて、
本当に本が好きな人というのは、
速く読むこともあれば、ゆっくり時間をかけて読むこともある
繰り返し読むことに時間を割くこともある
いろんな速度でその本、その時の自分の状態に合わせて
本が読める人のことなんじゃないかなと思うのです。

私も仕事に関して必要な文献を読むときは速読です。
フォトリーディングにも近いかもしれませんし、
拾い読み、斜め読みと認識されることもあるかもしれません。

逆に物語、小説、絵本などは、
じっくり時間をかけて挿絵なども含めて楽しみたいので、
じっくり時間をかけてゆっくり読んだり、
一気に読み進んで一読した後、何度も繰り返し本を開いて
好きな場面を探したりもします。

このように、
その場面場面で速度は違っても良いのではないでしょうか?

そして、
初めて触れる分野の場合、
その分野の基本的な言葉がわかっていない場合などは、
時間がかかっても当然ではないのかな?と思います。

3 結局速度を上げるにはどうしたらいいのか?

最後に、
やっぱりどうしても読む速度を上げたい!
という方のために書いておきましょう。

速く読み終わることが目的なのか、
速く的確に必要なことを知ることが目的なのか
そのどちらかを決めましょう。

しっかりと理解しておく必要がある点です。

前者の場合は、
読みやすく好みの本ばかりを読めば、
どんどんその速度は速くなります。

あ、これ知ってる。
これも知ってる。ここもわかる。
となれば、必然的に読み進む流れは速くなっていきます。

後者の場合は、
何を知りたいのか、
何が今必要で本を読むのかを明確にすること
です。

知りたいこと、必要そうなことが書いてる部分を目次で検索して
その項目のところを読み込めばいいのです。

他のタイトルの記事でも書きましたが、
読書は全部を読むことが目的ではない場合もあります。
あなたが速く、その本の中から必要事項を取り出し理解して活かしたい
そういう状態なのであれば、
まずは、
何が知りたくて、何を必要としていて、どうしたいのかを明確にして
本を選び、そのような本を数冊読み込むことで理解は早くなるでしょう。

私個人の意見ですが、
自分でも本を書いてみてわかったことでもあるのですが、

一冊の本のなかには、
著者の魂とも言える大事なことがそこには込められている

と思っています。

なので読み急ぐよりも、
その人と出会うつもりで大切な要素を話して聞いて対話しているつもりで
読んでいくのがとても美しい読書

だと感じています。

いずれにせよ、
あなたの目的によって速さが必要かどうかなので、
速いことを誰かと競い合わずに、
大切にその著者の体験や知恵を分け合ってもらえると嬉しいかな

私はそう感じます😀

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