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エンジニアに転職して4年目の2023年の振り返り


前置き

エンジニアに転職してはや4年が経ち、良いことも悪いこともたくさんありすぎたけど、今年は特に自分としてもすごく働いた実感があるのでこの一年で何をやっていたのかざっくりとした振り返りと転職して来年からは別の会社で働くので心機一転頑張っていこうという抱負を書いていこうと思う。

2023年 1~3月 ワーケーション

この時期は休みの日はほとんど山に登りに行っていた。3月には九州に1週間ワーケーションして九重連山に登りに行ってたな。あれからもう1年が終わるのかと思うとすごく早い。
仕事はというと、大手企業のサービスの0→1開発に去年の9月から入っていてVue.jsでのフロントエンド開発をガッツリ経験した。この案件にはちょうど1年間参画してフロントエンドをメインに開発するのは初めてだったのでJavaScript,Vue.jsには相当慣れたと思う。開発のスタートからテスト、特に問題もなくリリースできて運用まで関われたので酸いも甘いも経験できた。
やはり、部分的に開発に参画するよりもできるだけ上から下、要件、設計、開発、テスト、運用まで一貫して経験した方が開発の全体像を見れてスキルアップに繋がるなと思う。
この案件で学んだ技術としてはVue3のcompositionAPI、Piniaでの状態管理、決済周りの外部APIとの連携、Vueに関してはライフサイクルなどかなり深く掘り下げて経験できた。

フロントエンド中心に

この案件でフロントエンドの開発をしたことでそれまでLaravelでのバックエンド中心の開発からスキルセットが完全にフロントエンド寄りになった。
自分としてもLaravelでコード書くよりもJavaScript,Nodeで書く方がかなり板がついてきてしっくりきている実感がある。

2023年 4~6月 東京へ引越し

大阪からずっとリモートをしていたけど、コロナのリモート中心からオフラインに回帰しているのも念頭に東京に引越しをする。この時期に縁があってBtoBのSaaSの会社に副業で参画させてもらうできた。スキルスタックとしてはNuxt.js,TypeScriptでゴリゴリ開発できてSaaSと受託の開発の考え方の違いを感じている。受託はクライアントに納品することがゴールで、エンドユーザーのことはほとんど考えていない。SaaSはユーザーのフィードバックをモロに受けて改善していく、そしてプロダクトが継続的に長期間利用される前提で作るのでコードの汎用性、可読性が非常に重要だと思った。作り手の考え方がプロダクトに反映されるなと感じている。

要件・設計からコードのベストプラクティスを考える

この副業を通じて、TypeScriptでの型安全なコードを書くことを意識できるようになった。また初めは作業系のタスクが多かったが、(画面数が異常に多いので全ての画面に改修を反映させるのが非常に大変で改修のしやすさについては考えさせる)徐々に自由度の高いタスク、どう実装すればユーザーに効果的な機能を作れるかや、Nuxtバージョンアップに伴う既存コードの改修など考えるところから進めるタスクが多くなった。作業的にコードを書くのではなくどういったアプローチでコードを書くのかを考えて、ベストな選択をするというプロセスはエンジニアという問題解決を行う生業として非常に重要なスキルだと思うので積極的にこういうタスクは行っていきたい。

2023年 7~9月 ひたすら働く

副業を始めたことにより、月50~60hは副業にコミットメントするようになったので言わずもがなプライベートにそこまで時間を割けるわけでもなく土日を含め仕事中心の生活になった。平日日中は案件の動きがありつつReact.jsやNuxt.jsで開発した。チームで外部の案件に入って開発に入るという形だったので既存プロジェクトの改善を中心にフロントエンドのパフォーマンスチューニングや密結合になっているライブラリの外部ライブラリ化などを行った。6月以降いろんな外部の開発案件に入ることになったが、新しい情報も得つつ、こういうタスクの進め方をしているのかちょっと合わないなと思うような案件もあったりと自分にとって相性の悪い案件の特徴を知ることができた。まあどの案件も大なり小なり不足しているところはあるのでそこは折り込まないといけないが。

機能開発から型を意識したり、パフォーマンスチューニングしたり

新規の開発だと何かしらの機能を開発することが多かったが、この期間は既存で動いているプロジェクトのコードの改善なり、TypeScriptで型を考えてコードを書くなり、設計を考えてみたりコードを書くことからより幅の広い仕事をするようになった。設計観点で学んだこととしてはSOLID原則アトミックデザインなどこういう知識に触れるとCSをもっと勉強した方がいいなと感じた。

2023年 10~12月 転職先を決める

来年1月から転職して働く先が変わるのでとても楽しみだ。今月まで働いていた会社はエンジニアとして働いていたもののクリエイティブ中心の会社だったのでそこまでシステムやWebサービス開発に慣れた会社ではなかった。なので開発フローやレビュー体制など円滑にプロジェクトを回すという点で改善点が多々あった。次の会社では大企業とパートナーとして開発して効率的に開発することを意識している環境なのでここでリードエンジニアとして顧客価値を意識した開発を行えるように精進したい。(リードエンジニア候補なのでまだなれる保証はない)
また、スキルスタックとしてはフロントエンド中心にモバイルでも開発できるようなのでまた新たなスキルセットが加わりそうだ。欲を言うとバックエンドも触れるようになれると嬉しい。兎にも角にもコーディングだけでなく今年以上に上流から下流工程、保守性の高いコード、開発生産性など考えることは山積みでこれまでよりも圧倒的に濃度高くトータルでレベルアップできる年にしていきたい。

AIの波が激しい

今年はChatGPTの登場からGeminiなどものすごいスピードで生成AIの波が押し寄せた。自分もChatGPT 4に課金してみたり、Github Copilotを活用して開発してみたり、ある程度AIを触ってきた。Github Copilotは自分がやろうとしていることドンピシャで先回りしてくれるし、ChatGPTで設計書も作ってくれるなど便利すぎるとともに焦りも感じるレベルだ。生成AIの勉強会にも参加して今後も生成AIの荒波に必死についていきながらAIを活用した先の未来を見ていきたい。

一年を通して

この一年を3つのワードで表すとすると、フロントエンド、AI、転職。TypeScript,Nuxt.js,React.jsとFW問わず一通り触れるようになったのでJavaScriptであれば大方柔軟に対応できると自負できるようになった。
また、Github Copilotを中心に当たり前にAIを開発で使うようになって開発効率は断然上がった。でも全く使いこなせているとは思わないのでとにかく手を動かして試していきたい。
そして、来年からは転職して新しい環境になるのでワクワクもしつつ、目の前の仕事にフルコミットで頑張りたい。


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