フランスのバレエレッスンのクラス分け
フランスバレエの専門家、harukaです。
今回はフランスでレッスンを受けるときに欠かせないクラス分けについて紹介したいと思います。
私も初めてフランスでレッスンを受けた時、どのようにクラス分けがされているのか分からなくて大変な思いをしました・・・
国立のバレエ学校では年齢によってレベルが分けられています。(小さな頃からレッスンを受けているため年齢とレベルが一致している)
バレエ教室では楽しむためにバレエを習っている人が多いので、年齢とレベルが一致していることはあまりありません。年齢も様々、レベルも様々です。
そのため自分に合ったレベルを把握することはとても重要です。
これらの単語はバレエ学校だけではなく、バレエ講習会などでも使われているので知っていると便利ですよ!
一般クラスの名称
Débutant 初心者向けのクラス
誰のためのクラスか
バレエ歴が短い人・長いブランクがあった人・軽く体を動かしたい人
レッスンの内容
基礎がまだ固まっていない人でもついていけるスピードのレッスンです。
難易度の高い技を行うためのバレエの基礎を固めるためのレッスンです。
できない技・苦手な技などがあれば先生が丁寧に助言してくれたり直してくれることが多いです。
Intermédiaire (Moyen) 中級者向けのクラス
誰のためのクラスか
バレエ経験がある人・基礎を確認しつつ難易度の高い技にも挑戦したい人
レッスンの内容
教室によってIntermédiareまたはMoyenと呼び方が異なります。
初心者クラスと上級者向けのクラスの「いいとこ取り」。
バレエ経験がそこそこあってもっと上を目指したい!と思う人向けのレベル感です。ただ高度な技をやりたい人は少し物足りないかも・・・
Avancée 上級者向けのクラス
誰のためのクラスか
長年のバレエ経験がある人・一流ダンサーの指導を体感したい人
レッスンの内容
レッスンの進むスピードがプロ並みです。そのため先生が見せるお手本を すぐに記憶できる能力が必要です。「基礎は完璧にマスターしている」前提のレッスンなのでレッスン中に個別で指導されることはあまりありません。
実はこのバレエのレベル分けの名称(Débutant, Moyen, Avancéeなど)は様々なところで使用されています。
例えばフランス語学校。
フランス語のレベルによってクラス分けが行われているので、バレエレッスンと同じようにDébutant, Intermédiaire, Avancéeなどが使われています。
もっと身近なものだとカフェのドリンクのサイズ。
トールサイズやMサイズと呼んでいるところが多いですが、中くらいの大きさということで Moyen と呼んでいるカフェもあります。
フランス語は響きが綺麗で書いてもオシャレなのでたくさんのところで使用されています。
少し意識をして看板などを見てみるとおもしろいかもしれません!