久しぶりに

およそ2年ぶりの投稿になるのかな。

この2年間の間に、たくさん色んなことがあった。
姉が出産したり、仲違いしていた友達と仲直りしたり。

仕事では、取引先からのご指名で、仕事(調香)をすることがほとんどになった。
大手日系化粧品メーカーや大手外資化粧品メーカーに新規香り提案をする際も、社内コンペで勝ち残ることが格段に増えた。

良い香りを調香、創香しようとすると、どうしても処方が複雑になる。他社から簡単にイミテーションされないよう、大きな依頼によってはフォーミュラロッカーも考慮する必要がある。

製造現場から、僕の処方のことで一度クレームが入った。歴代調香師が、作成しなかった処方箋を次々と作成するためだ。
結局上層部は、僕の実績に重きを置いてくださったが、単に良い香りを創るだけが、雇われ調香師、香料会社の調香師の仕事ではないことを、痛感した出来事であった。

調香師は職業柄、華やかでたのしそうな仕事だと思われがちだが、決して勘違いされないで欲しい、決して楽な仕事ではないことを。
原価や安定性などの考慮、社内コンペや他社競合などの険しい戦いなど。
様々な制約や戦いを乗り越えた末に、日の目を浴びれるのだ。


ではまた。

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