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[ブランディング]ECサイトとブランディング

こんにちは。株式会社フラクタ ストラテジックディビジョン所属のむらなかです。

Web制作をやってきたルーツを持つフラクタ。今回は、フラクタの考える、ECサイトとブランディングとの関わりについて書きたいと思います。

ブランド体験全体のなかでの、ECサイトの役割を考える

ブランドと顧客との間には、実店舗、SNS、イベント、カタログやDMなど、さまざまな接点が存在しますが、そのどれもで同じ「ブランドらしさ」を感じることが大切です。
そして、ECサイトも例外ではなく、ブランドと顧客の接点の一つです。ほかの販路、ほかの施策と同じように、全体の「ブランド体験をどう設計していくか」。そして、「その中でのECサイトの役割は何なのか」を考える必要があります。

例えば、家具など大きな買い物の場合、実際には多くの人が店舗に行って実物を見て確かめてから購入するでしょう。その場合のECサイトは、「お店に行きたい」と思ってもらうためのカタログ的な役割になるかもしれないでしょうし、はたまたビジネスで何度も利用してくれる法人の方向けに手軽に注文できるサイト、実店舗の接客時に(店舗に置ききれない)色や素材のバリエーションを見せる役割を持たせることも可能です。

ECサイトを制作する前に、ブランドと顧客にとってそのECサイトがどんな役割を担うのかを考えれば、どんなデザインで、どんな機能があればよいのかが見えてくると思います。

直接対話できないからこそ、細かい気遣いを大切に

ECサイトは、実店舗と違って実際に顧客と対面したり会話をしたりという直接のコミュニケーションができません。だからこそ、どうやってブランドの世界観や商品の良さ、想いを伝えるかがとても重要です。

例えばそれは、商品ページの見せ方かもしれないし、サイト自体の使いやすさ、買いやすさ、バナー画像の雰囲気かもしれません。でも、それだけでなく、梱包の丁寧さやコンテンツやメールマガジンでの言葉の言い回し、サンプルセットやカタログのデザインなど…。そのすべてが、そのECサイトで顧客が感じるブランド体験なのです。

ECサイトは、自動販売機ではありません。顧客にどうブランドを感じてもらうか、心地よい購入体験をしてもらうか…。実店舗と同じように、考える必要があるのです。

作って終わりではない。ECサイト自体も成長させる

ECサイトは、一度作ったら終わり、ではありません。ブランドにとってのECサイトは、コミュニケーションツールの一つ。常にブランドの今を提供し続けるには、運用していく中で試行錯誤を繰り返し、更新し続けることが大切です。

ECサイトを日々成長させ続けるために、柔軟性のあるシステムや運用方法が必要です。フラクタでは、最初から莫大な予算と期間を投じてECサイトを構築するのではなく、必要最低限の機能を備えた状態でスタートし、運用していく中で必要に応じて機能やデザインのアップデートをしていくことを推奨しています。実際に使ってみると、思ってもいなかった要望があったり、意外と使わない機能があったりするものです。

ECサイトを作り始める前に、ぜひブランドにとって本当に必要なものはなにか、考えてみてください。

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