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【Shopifyアプリ】二大サブスクリプションアプリの比較

こんにちは。フラクタのEC事業局ソリューションアーキテクトのSho-Gunです。
今日のEコマース業界では、顧客との長期的な関係構築のためにサブスクリプション型の商品提供方法を用意することの重要性が認められてきています。自社サイトでの販売に絞り、顧客との直接的な接点を持つことができるD2Cブランドにマッチしているとして、サブスクリプション型サービスは徐々に普及しているビジネスモデルとなります。

今回の投稿では、D2CブランドのECサイトに多く使われているShopifyで、サブスクリプションを実現するためのメジャーなアプリの比較についてご紹介します。

メジャーなサブスクリプションアプリ

Shopifyでサブスクリプションを実現するには、現状ではアプリを利用し、アプリ側で提供される決済画面を使う必要があります。
現状実現できるモデルは定期的に同じ商品を定期的に送り、決まった金額を受け取るモデルのみとなります。(2019年10月現在)

※現在、Shopifyはshopifyチェックアウト画面にサブスクリプションアプリを統合するための拡張機能を開発中。
https://www.shopify.com/partners/blog/shopify-unite-announcements-2019
「[Coming Soon] Checkout app extensions: Subscriptions」
→ これにより、サブスクリプションの購買体験の向上を目指しています。


サブスクリプションアプリは以下の2種類のアプリがメジャーです。

【Bold Subscriptions】

https://apps.shopify.com/recurring-orders
Shopifyアプリ開発会社としてサブスクリプション以外にも便利な高品質アプリを出している。
それらと組み合わせて利用することができる。

【ReCharge】
https://apps.shopify.com/subscription-payments
ReChargeはサブスクリプションアプリの専業アプリメーカー。
サブスクリプション体験に深くフォーカスを当てていて、唯一のShopify Plus承認プラットフォームとなっている。

共通すること
・Shopifyで簡単にサブスクリプションを導入できること
・配送期間の設定やマイページからの期間の変更、個数の変更、キャンセルが行える
・サブスクリプション用のUIのカスタマイズが可能


Bold Subscriptionの特徴

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Bold SubscriptionはShopifyのアプリ作成を多く行なっている「Bold」が作成した、サブスクリプションサービスです。
Boldは、メンバーシッププログラムを管理するアプリや、ポイント管理アプリなどECサイトの会員や定期購入に特化したアプリを作っている企業です。

ギフトサブスクリプション
ReChargeに比べて、簡単にギフトサブスクリプションの導入が可能です。

分析機能

標準で包括的な分析ダッシュボードが搭載されており、アプリ内で分析も完結させたい場合は大きなプラス要因です。

サブスクリプションの柔軟性

一回限りの購入商品をサブスクリプションに追加する機能がついていたり、サブスクリプション注文の柔軟性がReChargeよりも高いです。

UIカスタマイズ性

スタイルの変更はCSSを使って行う必要があることと、大きなレイアウトの変更はできません。

Bold Subscriptionの連携可能サービス

Boldの連携対象サービスは、メジャーなものに絞っている印象です。

・Google Analytics
・Google Autocomplete
・Facebook Pixel
・Referralcandy
・Refersion
・Addressy
・Klaviyo
・Shoelace

Bold Subscriptionの利用可能な決済プロバイダ

Boldの特徴の一つが、利用可能な決済プロバイダが豊富なところ。
その数20個弱!ここはReChargeよりも優れていると言えるでしょう。

・Stripe
・BrainTree
・Authorize.net
・Beanstream
・Checkout.com
・Conekta
・CyberSource
・Elavon
・eWay Rapid
・Fat Zebra
・MasterCard
・Moneris
・PayPal
・QuickPay
・SagePay
・USAePay
・WorldPay


ReChargeの特徴

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ReChargeは、サブスクリプション専業アプリメーカーから出されたShopifyアプリです。
オートメーションの自動化やAPI実装により独自のサブスクリプションを設定することが可能なアプリとなります。

督促処理
支払方法の更新、失敗した請求の再試行、および期限切れ間近のカードを使用したサブスクライバーへのリマインダーとしての電子メールの送信プロセスが備わっています。

オートメーション
以下のようなサービスが自動化できます。
・無料トライアルとサンプルの提供
・最初の注文またはリピート注文の割引
・無料トライアル終了時の有料サブスクリプションへの変更

API
APIを利用して、独自のサブスクリプションを実装することが可能です。

UIカスタマイズ性
独自のテーマ変更エンジンを提供。Shopifyストアのスタイルとブランドに合わせてサブスクリプション管理画面のUI変更をすばやく調整できます。

ReChargeの連携可能サービス

ReChargeはサブスクリプション専業アプリメーカーのため、それ以外の機能を補完するために、以下のような様々なサービスとの連携が可能になっています。

・CartHook
・Churnbuster
・Glew.io
・Google Analytics
・Gorgias
・Klaviyo
・LeadDyno
・Littledata
・Loqate
・LoyaltyLion
・MailChimp
・Octane AI
・One Click Upsell
・Product Customizer
・ReferralCandy
・Refersion
・Smile.io
・Sublytics
・Submetrics
・Swell
・Tradegecko
・Ultimate Upsell
・Zapier

ReCharge利用可能な決済プロバイダ

選べる決済プロバイダが以下3つと、Boldに比べてだいぶ少なめ。
ここがReChargeの弱点となるでしょう。

・Stripe
・BrainTree
・Authorize.net


まとめ

Bold Subscription、 ReChargeそれぞれ、アプリの特徴からそれぞれに合うケースを以下にまとめます。

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顧客にどういったサービスを提供したいか、それにどれくらいのリソースをかけてもいいかが判断ポイントとなりそうです。



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