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鎌倉ワイナリー・ドメーヌナツメさんへ

こんにちは。
GWフライングで?藤沢を拠点に江の島~鎌倉に行ってきました。

せっかくだから鎌倉でワインを飲みたいと思い、Googleマップで「ワイン」を検索した結果、「鎌倉ワイナリー」というお店がいちばんにヒット。正式名称は、鎌倉ワイナリー・ドメーヌナツメ。

まさか、鎌倉にワイナリーがあるのでしょうか。

そんなわけないよな、と思いつつ、ドキドキわくわくしながらネットで検索してみたところ、まず創業者夏目さんのInstagramを発見。
なんと鎌倉市内でワイン用のぶどう4,500本を栽培中で、鎌倉ワイナリーは鎌倉初のヴィニュロンとのこと。

ワイナリーがあるのは、鎌倉大仏にほど近い長谷地区。
この日は鶴岡八幡宮で用事があったので、気軽に寄れる範囲です。
これは見過ごすわけにいかないと思い、用事が終わってからすぐに長谷へ向かいました。

小学生の頃、旅行で鎌倉大仏を見にこの辺に来たはずですが、当時の記憶が全然残っていません。
長谷駅の近くは古き良き街並みにカフェやお菓子屋さんが並んでいて、独特な感じがしました。

長谷駅


長谷駅付近

この日はあいにくの曇り空でしたが、ところどこで遭遇するあじさいが小さな蕾をつけていて、季節を先取りした気分。
線路の反対側には鎌倉高校生の桜木花道が歩いていそうな海辺が広がっています。

長谷駅を降りて北に向かい、信号を右折します。
この界隈は素敵な建物がちらほら並んでいて、歩くのが楽しかったです。

Kamakura Winary

程なくするとカフェバーのような、ガラス張りのおしゃれなお店が見えてきます。

お店の中をよく見ると、卵型のタンクとオークの樽、醸造用の機械が置いてあるスペースが見て取れます。
多分、何も知らないでこの道を通ると、まさかこんなところにまさかワイナリーがあるとは!と驚くでしょう。

どきどきしながら中に入ると、お店のオーナーさんと思しき方がお出迎え。
オーナーの背後には、かわいらしい絵がラベルに書かれたワインをはじめ、ワインがぎっしり並んでいるのが目に入ります。一気にテンションアップ。

2人用のテーブル席と、複数人が座れる細長いテーブルがひとつ。

どこに座ろうか目移りしていたところ、外国人のカップルが樽に興味深々の様子で入店してきました。

このカップルが近くに座ってくれたらいいな、なんて思いつつ、複数人が座れるテーブルの端っこへ。
メニューはカフェメニューや食事メニューなどがありましたが、お目当てはもちろん、ワインです。

この日のグラスワインは神奈川県内でとれたデラウェアのペティヤン、オーストラリア産のリースリング、山形産のデラウェアのロゼの3種類。どれもこのワイナリーで作られたものです。
このワイナリーは開業して1年足らずとのことで、ヴィンテージも2022もの、できたてです。

おすすめはペティヤンとのことで、まずはこちらをチョイス。

湘南ワイン ペティヤンブラン2022

ふっくらボウル型のグラスワインに、テンションアップ。

きめの細かい泡と、レモン色の外観。
酸がしっかり、すっきりしていておいしい。
海に近いからでしょうか、ミネラリーな印象が強め。
鎌倉のワインだなんて、なんて贅沢なのだ―

感慨に浸っていたところ、隣に座った(やった!)カップルとオーナーさんがなにやらずっと英語でやり取りをしているのが聞こえてきます。
なんとなく気になってしまい、会話に入り込んでしてしまいました。
どうやらピエモンテからきたイタリア人で、ワインが大好きで旅先で日本ワインを楽しんでいるようです。
そしてこのオーナーさんはこのお店のオーナーだけでなく、ワイナリーやぶどうの栽培も手がける方でした。
とても気さくにワインの話をたくさんしてくださって、感動しました。

オーストラリア産リースリング2022

さて、続いてリースリング。
無濾過が特徴で、ボトルの底にオリが沈んでいます。

はちみつの甘い香りと、リースリング特有の石油っぽい感じ。
ぺティヤンに続き、こちらもミネラリー。
そしてオーナーが仰っていたとおり、若干にごり酒のようなまろやかな?感じがしました。

カップルが壁の絵で盛り上がっていました。

yuyuさんの絵


ワインのラベルの原画のようです。
湘南らしく、サーファーのような女の子が、ハイビスカスとぶどうにかこまれてワインを楽しんでいる様子。色遣いからも陽気な雰囲気を感じます。

カウンターの壁面には今日のメニューのワインのほか、同じラベルの赤ワインが並んでいましたが、こちらはまだ熟成中のものだそう。

最後のお会計中に目に入ったのが、ワイン樽!
木の樽のほか、卵形の珍しいタンクもありました。

ワイナリー

7月くらいになれば、オーナー夏目さんご自身が育てたピノ・ノワール、シャルドネ、それからカベルネ・フランのワインもお店で飲めるようになるとのことです。

鎌倉でピノ・ノワールを育てるのは容易なことではないと思いますが、オーナーさん曰く、楽しみにしてくれるお客さんがいるので、くじけず頑張って作っているんだって。

まだ本数が少ないため市場には出ないとのことなので、夏になったらまたお店に伺いたいです。

片瀬海岸


鎌倉ワイナリー・ドメーヌナツメ



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