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家計診断 #2(夫のおこづかい)

ウマイFP山内による勝手に家計診断シリーズです。
これは私個人にではなく掲示板にでている相談内容を私だったら、
どのようにアドバイスをするかを書くものです。
今回はこちらの内容をアップしました。

相談内容

毎月全く貯金ができておらず、ギリギリの生活なので夫が使うお金と質問者様が使うお金を小遣い制にしたいとのこと。

どちらも20歳、0歳児1人の子育て中で給料は月25万前後。

夫は喫煙者、車通勤、仕事へ行く時はお弁当持参でガソリン代タバコ代込みの小遣いにしたいと思っています。特に趣味などはありませんが、ゲームや携帯のマンガアプリに課金しているので、制限したいと思っている。

質問者様は非喫煙者、専業主婦です。
誕生日や成人祝いでもらったお金のほとんどが自分で使えずにいつのまにか生活費に消えたりしてるので、その分くらいは自分に使いたいなと思っている。

家賃光熱費携帯代などの固定費と、だいたいの食費、オムツ、ミルク代を引いて残りは8万弱。

夫はガソリン代は月1万円くらいと言っていて、タバコは1日1箱も吸わないので3万円あれば足りるというとのこと。
質問者様は月1〜2万円くらい、残りの3万円はたまに服を買ったりして基本は貯金したいとのこと。

アドバイス内容

1 おこづかいの内容を決める


私が言うおこづかいは経費を含みません。
経費は別で考えます。


一般的に言って、たばこ代とゲームの課金とマンガアプリの課金はおこづかいです。それぞれについて述べます。

A たばこ

以前は「たばこを吸えない奴は仕事ができない奴」と言っていましたが、
それは大昔の江戸時代です(笑)
今の時代ではたばこを吸う人は空気の読めない奴とさえ言われそうです。

配偶者の人がタバコを吸う人場合は声を上げて
「それはおこづかいだ」
と言いましょう。

言われた側の人はおこづかいと言われて納得しないという気分にひたるのではなく、通院などをして、前向きに禁煙を考えたほうがいいと思います。

また、喫煙者の配偶者に禁煙のために通院するといわれたら、
快くOKしてほしいです。体にもいいし、成功すれば生命保険も安くなります。費用はまちまちだと思いますが、下記を参考にしてください。

B ゲームやマンガアプリの課金

課金についてはどうしてもやりたいなら、
まず、プリペイドカードを購入するやり方を検討してください。

そうすれば、ゲーム中に衝動的になって、どうしても買いたいと思っても手元にプリペイドカードが無ければ課金できないし、プリペイドカードを買うために時間がかかるため諦められます。

クレジット決済については引き落としができない状態がおきると信用棄損にもなるし、クレジットカードの停止や一括請求をされたりと何かとめんどくさいです。

金銭の管理ができる人なら、
課金専用のクレジットカードと銀行口座を設けて、
お小遣いを毎月振り込んであげればいいと思います。

配偶者様はそこから他の小遣いを引き落として使う形です。
手渡しで小遣いを渡すと、入金するのを本人が忘れてしまうのが怖いです。

また、一回口座に入ったお金のうちどれだけ引き落とそうかと悩むのもいいことです。

一番やってはいけないのはキャリア決済です。
携帯電話と一緒にアプリの課金金額が引かれます。
携帯電話の料金が高い場合は気を付けて一度確認しましょう。

C 酒類

今回の相談内容ではないのですが、これもおこづかいです。
酒好きの人はたまらないでしょうが、「嗜好品」という名の
おこづかいに当たります。

実際に制限をとる事でお金のと共に健康管理を行うといいと思います。

D 美容 特にエステ代

今回の相談内容ではないのですが、これもおこづかいです。
多くの家庭では美容に関しては経費化されてますが、隠れたおこづかいです。ある程度は必要ですが、家族で予算を決めて、予算を超えた部分についてはおこづかいにしましょう。

E 高級車

今回の相談内容ではないのですが、これもおこづかいです。
収入から見て200万円の車が妥当だとします。
560万円の高級車を買った場合、360万円分はおこづかいです。

10年乗るとすると一年で36万円、
月に3万円のおこづかいを計上して、
その3万円分のおこづかいを毎月減らしてはどうでしょうか?

おこづかいかどうかを決めるにあたって、贅沢品だなと思うものと
予算オーバーする分をこづかいにしてはどうでしょうか?


2 話し合っておこづかいの金額を決める

産後は貯蓄の第一の壁です。
出産して働けなくなる前におこづかいを整備しておく必要があったのです
すぐに改善すべきです。

また、出産するのであれば、配偶者様は自分からおこづかいを前もって家族のために減らしたり、独身の気持ちを切り替える必要があります。

夫婦のおこづかいの上限は10%が上限と言われています。
25万円の収入なら、夫婦合わせて25000円を上限にするのが一般的な目安でしょう。

それ以上のおこづかいが欲しかったら他の支出を見直して、
家計の余裕を作ってから増やすことが条件だと思います。

家計にゆとりがないのに小遣いばかりに目を向けても良くないと思います。
また、おこづかいはきちんと話し合わないとケンカのもとになるので、
お互いが納得いくまで話し合うことが必要です。


おこづかいに関して、
こんなのはおこづかいですか?という質問をお待ちしております。

また、以前書いた記事です。こちらもよろしくお願いします✨

今日も読んでくれてありがとうございました🐴🙌


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