ヤクルト1000にひれ伏した2023年2月に出会った本
「ヤクルト1000」がないと生きていけない身体になった。
ヤクルト1000が散々もてはやされた昨年、当時はオフィスのレストラン街に現れるヤクルトレディに殺到する人々を横目に、流行には乗るまいと日々ヤクルトハーフを飲んでいたわたし。
そんな過去の自分を全力でぶん殴ってやりたい。
やつは効く。
仕事が忙しく、なかなか寝つけないのを理由に軽い気持ちで飲んだヤクルト1000。寝入りが良くなった。目覚めも良くなった。「自分は夜型人間だから朝は起きれない」と思っていたが、そんなことはなかった。ただ、ヤクルト1000が体内になかったたけだ。
もう、ヤクルト1000がないと生きていけない身体になっている。サンキュー、ヤクルト1000。フォーエバー、ヤクルト1000。
何の話だ。本の話である。
2023年2月に読んだマンガ
海が走るエンドロール 4巻
主人公のうみ子さん(65歳)が、映画を撮るきっかけになった大学生・海くんにかけた言葉。染みる。
うみ子さんが自分の立ち位置や気持ちを客観的に見続けて、そこから生じた想いを映画に取り込んでいく姿はすごくて、でもそれは映画だけに限らずでなく、きっと自分の気持ちを表現するために必要な作業でもある。
それは、わたしがnoteを書き始めたきっかけにも似ていて、すごく共感できるし胸が締め付けられる気もする。言語化したり表現したりするのは、すごく大変なことなんだよな。
そうやって、真摯にひたむきに映画作りに向き合ううみ子さんですが、本巻の最後では倒れてしまう。
健康!健康だいじ!
でも無理したくなる気持ちもわかる!でも無理しないで!睡眠とって!ヤクルト1000飲んで!(まさかの再登場)
ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん 6巻
リーゼロッテと王子の想いが実る巻。良かったねぇ、解説の小林さんと同じ気持ちで眺めてました。
遠藤くんと小林さんの仲も進展しそうな予感。でも、ゲームの世界と現実をつなぐような、そして不穏な雰囲気が再燃していて、この先どうなるのか。
晩秋の負けイベントはすぐそこ。
ショーハショーテン!! 4巻
絶望の3巻ラストからどうなるかと思ったけどちゃんとオチたし、審査の場面も最高にクールだった。ライバルもたくさん待ち構えていて、どのような展開になるのかとても楽しみ。
そして太陽の過去編も。太陽本人が自覚してるのか分からないけれども、太陽は畦道と出会えて本当に良かった。また1巻から読み返したくなる、めちゃくちゃ良い巻でした。
ギンカとリューナ 1巻
雪の降り積もる山奥でひとり暮らすリューナの元に現れたのは、強い魔力をもつ謎の雪だるま・ギンカ。ギンカに魔術を教わったリューナは、魔術師として世界を見るため、そしてギンカを元通りにするため旅に出る。
1話試し読みして即購入したマンガ。まっすぐな魔術師リューナとひねくれた?けど強くてゆきだるまな魔術師ギンカが世界を旅する、かわいいけどどこかダークな感じがたまらない作品。次巻がたのしみなのに、Google先生で検索すると「打ち切り」がサジェストされるのつらみが過ぎる。
絵も展開もダイナミックで面白いので、ご興味をもった方はぜひ。
黄泉のツガイ 3巻
いまいちばん続きが気になるマンガのひとつ。
読めば読むほど謎が増えていくばかりなのにこんなに面白いのすごい。さすが荒川先生なんだぜ……。
呪い子の召使い 8・9巻
大好きなマンガ。9巻で無事に完結したけれど、めちゃくちゃ寂しい。でも最高のフィナーレだったから何も言えねえ。
本作を布教したい気持ちを1ミリたりとも隠さずにまとめた記事はこちらから。
星屑家族 上・下
twitterで第一話が流れてきて、衝動買いした作品。とても良かった。
子どもを持つことが許可制になった日本が舞台。その許可を判断するのは、「扶養審査官」と呼ばれる子どもたち。
その扶養審査官を努める主人公の次の審査先で出会った夫婦のうち、夫は早々に「審査に落としてほしい」と主人公に依頼する。その真意とはーー。
SFでもあり、根底にあるのは家族のあり方と普遍的な愛の話でもある。良作。
薬屋のひとりごと 11巻
「なろう」界のリーサル・ウェポンと呼ばれている本作。アニメ化おめでとうございます。
相変わらず、かわいいタイトルと絵柄に反して内容が重い。ゴリッゴリの後宮事情をややオブラートに包んだものの、基本的にはがっつりと描かれている。よしながふみ先生の『大奥』に近い雰囲気もある気がする。
美麗な宦官、壬氏の出自も判明する巻。やはり高貴なお方ですよね!知ってた!
2023年2月に読んだ本
赤羽雄二著『ゼロ秒思考』と服部正也著『ルワンダ中央銀行総裁日記』を読んだけれど、こちらの感想はまた後日。
まとめる気のないまとめ
みんなヤクルト1000を飲め!以上!
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