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奨学金と自己破産の密接な関係

前にオリンピックの話を出しましたが、

メダリストには各競技団体から

報奨金が与えられます。


オリンピック選手はプロ選手ではない方が多いので

こういったお金はこれからの

活動資金になるのでありがたいでしょうね。


サッカー選手や野球選手など

プロ制度があるスポーツはそれだけで食べていけますが、

そのほかの競技の選手は海外の大会に出場するのに

スポンサー周りなどをして海外への遠征費を

やりくりしているようです。


ただ、スポンサーといっても、

それだけ余裕のある企業や

よほど認められた選手じゃないと厳しいのが現実…。



さて、あなたに子供がいれば、

ある意味であなたはあなたの子供の

スポンサーになるわけです。


そのスポンサー料が

子供の教育費です。


その中でも特に大きな金額になるのが、

大学への進学費用です。


ただ、大学進学にかかる費用を払える

余裕がなかったとしても、

大学進学をあきらめる必要がない

便利な制度があります。


そうです、奨学金です。


大学の進学費用がなかったら、

子供に奨学金を借りてもらえばなんとかなります。


ただし、この奨学金を借りたことで

痛い目を見る人が増えてきているので

注意が必要です。



それはどういうケースかというと、

奨学金を借りた子供が大学卒業後に

収入減や病気などの理由で

奨学金を返済できなくなり、

親が代わりに払わないと

いけなくなるケースです。


子どもが払っていく予定だった借金が

突然自分のもとへくるわけです。


そこで最近問題になってきているのが、

奨学金の保証人になった親の自己破産です。


実際に奨学金にからむ自己破産は

2016年度までの5年間で延べ1万5000人。


このうちの約半分が連帯保証人と保証人、

つまり、親御さんの自己破産だったようです。


国内の自己破産件数が減る中、

奨学金関連の自己破産は増えているとのこと。


これって別におかしい話ではありませんよね。


そもそも、子供に奨学金を借りてもらうということは、

親のお金に余裕がない状態ということです。


ほとんどの場合、子どもに奨学金を

借りてもらう時というのは、

親に学費を払える貯金がないか、

もしくは、払うと老後資金がなくなってしまうか

のどちらか。


奨学金を借りてもらって、

「よし、定年までにできるだけお金を貯めよう!」

っていう時に

「あなたの子供が奨学金払えないみたいなんで、

保証人になってる親のあなたが払ってください。」

と言われても、どうしようもないですよね…。


「払えない=自己破産」となってしまいます。


奨学金を借りて大学に進学する学生の数が

増えているのでこういったケースが

増えるのも当然といえば当然かもしれません。


あなたもこうなってしまわないように

子供が小さいうちにちょっとずつ

教育費の準備ができる家計を目指してください。


そのために、家の価格を抑えた方がいい場合もあるので

そこもしっかりと考えてみてくださいね。


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